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２．片隅のひかり

わたしのことを
忘れているときのあなたが好きです
あなたが一番好きなことをしてる時の
迷いない手足や
澄んだ瞳が
なによりも「あなた」をくっきりと見せるから

わたしのことなど
考えていないときのあなたが好きです
いっしんに考え　生きる
あなただけの時間と
理由を　論理を
わたしも大切に思っています

わたしのことを
知らないあなたが好きです
見ていられるだけで　幸せ
あなたが生きて　存在してくれている
その奇跡が今日も
わたしの片隅で光を放つのです