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地上に咲く太陽

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太陽は地上にも




竜ヶ峰帝人は頭を悩ませていた。
一つは幼馴染である紀田正臣と大切な友人(もちろん正臣も大切な友人)の
園原杏里がなぜか自分を取り合って喧嘩を始めたことだ。
正臣は素手で杏里は罪歌と呼ばれる妖刀で喧嘩をしている。
幸いにもそこは人気がない場所だった
二つ目になるが、そこに、噂の都市伝説の黒バイクが偶然にも通りかかり
2人の喧嘩をみて喧嘩をしていない僕にPDFで
『なんで女子高生が刀を!?!?』
という質問をしてきたことも悩みの種だった。
2人は黒バイクに気づかずに喧嘩をしているし、黒バイクはおろおろしている。

「首なしライダーの黒バイクさんに常識を問われる日がくるとは・・。」
と帝人が苦笑いすると黒バイクは
『へ?あ、そうだな。確かに不思議だな・・ってそういうことじゃなくて!』
黒バイクがそうPDFをぶんぶん振ると帝人は
「僕は竜ヶ峰帝人です。あの2人もことは他言無用としてほしいのですが。」
帝人が笑顔で自己紹介すると黒バイクは
『私はセルティ・ストゥルルソンだ。アイルランド生まれの妖精デュラハンで・・・。
 わけあって、知り合いの家に住んでいる。他言無用はいいが、説明していただきた   く・・。』
帝人の笑顔に毒気を抜かれたセルティがそう帝人に聞くと
「2人の喧嘩が終わったらでいいですか?早く首、見つかるといいですね。」
帝人はそうはにかんだ。
『別にいいぞ。もう今日は予定ないか・・ら・・・・・・。なんで首のこ!と!』
セルティがそうパニックになると帝人は
「ちょっとした情報網があって、偶然黒バイクさんの・・セルティさんの情報が引っかかって。まぁ僕は見た目どおりのか弱い一般人ですよ?」
そう笑う少年をセルティはまじまじみた。まぁ首がないのでそういう仕草をしたというほうが正しいだろう。
『情報屋とかなのか?』
セルティが警戒したようにそう打つと帝人は嫌そうに眉を潜めて言った
「あんなのと一緒にされたくありません。というか僕は健全な学生で、ネットに少し詳しいぐらいです。誰だってちょっとした情報網ぐらいあるでしょう?」
そう言った帝人をみていたセルティはいきなり帝人を抱きしめた
「!?」
『可愛い!帝人は仕草の一つ一つがなんかもう可愛い!』
セルティが帝人を離しながらそう打つと帝人は困ったような苦笑いをして
「悪意がなくてもちょっと男として傷つきますね。」
そう言った。



「「黒バイク!?」」
喧嘩が終えた2人は帝人の横にいるセルティをみてそう驚いた
「あ、終わったんだ。」
帝人がそう笑うと正臣は引きつった笑いを浮かべながら
「帝人。何故に都市伝説がお前と楽しそうに談笑してるんだ?ヘルメットだから笑ってるかは分かんないけど。」
そう聞いた
「2人が喧嘩してるところに偶然通りかかって、で杏里ちゃんが日本刀持ってるのみてね?」
帝人がそう言うと杏里が申し訳なさそうに顔をうつむかせた。
「別にせめてないよ。セルティさんも、他言はしないって言ってくれたし。ただ刀のこととか気になるらしいから説明等をお願いね?」
帝人は優しい笑顔で二人にそう言ってから
「あと、喧嘩のことに関しては、正座、するよね?」
帝人の言葉に2人が素直に正座したことは言うまでもない。
作品名:地上に咲く太陽 作家名:まぁ秘密