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零時前のヒール

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おまけ1 ニックネームについて



「やぁバーナビー君、改めて昨日は申し訳なかった! あのあときちんとイザヤはカークホーウしたから安心してくれたまえ!」
「……あぁ、スカイハイさん、おはようございます」
「あっ! なーんか今日バニーちゃんが元気ないと思ったらお前のせいかスカイハイ!」
「えっ」
「いえ、おじさん、スカイハイさんが悪いわけではないので。スカイハイさんも気にしないで下さい」
「それならいいんだけどよ……」
「ああそうだ、スカイハイさん、一つとてもどうでもいいんですけれど気になっていたことがあって」
「ん? 私でよければ何でも聞いてくれ!」
「有難うございます。その、彼の言っていた、多分貴方のニックネームだと思うんですけれど、……『ヨシオサン』って、なんですか?」
「ぶっ」
「ちょっとおじさん、なんなんですかやめて下さいよ汚い」
「どうしたんだワイルド君、大丈夫かい?」
「おま、ちょ、ヨシオサンって、何そのネーミング、っ、ハハッ、えっ何々スカイハイお前日本人の知り合いいんの、ヒーッ腹いてえええ」
「あぁ。私がヒーローになる前旅行先で出会ってね、数年来の友人なんだ。それでバーナビー君、ニックネームの由来だったかな?」
「そうですけれど」
「あぁ、そりゃあお前、コイツの苗字を日本語にしただけだよ!」
「……はぁ」
「うん、そうらしいんだ。私の苗字である『グッドマン』を日本語に直すと、えぇと……紙とペンは……あった! こういう字になるらしいんだ」
「おいスカイハイ、それ細かくみると間違ってんぞ」
「えっ」
「正しくは……こうだな!」
「……この漢字? ですよね、これでヨシオサン、と読むんですか?」
「違うって、この『良』っていうのがグッド、で『ヨシ』。『男』っていうのがマンで『オ』って読むんだよ」
「じゃあサンがないじゃないですか」
「サンは、あー、あれだ、『ミスター』みたいなもんだ」
「ああ、なるほど」
「ただな、日本だとこの『良男』っていうのは苗字じゃなくて名前しかないんだよ。これ豆な」


作品名:零時前のヒール 作家名:草葉恭狸