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平沢マサトシ
平沢マサトシ
novelistID. 31903
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24時間耐久鬼ごっこ×けいおん

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12月某日 AM8:30 桜ヶ丘高校体育館内
冬休みのある日、HTTのメンバーはさわこに無人の体育館に呼び出されていた。


律「何なんだ?今日は?」
澪「さぁな」
唯「さわちゃん、用があるってなんだろうね?」
紬「何かしらね」
梓「何か...嫌な予感が...」


とその時...


ポンポンポンポンポン


澪「ひっっ!!」
律「なんだぁ!?」


さわこ「やっほーーーー!」


唯「あっさわちゃん!」
梓「何ですか...今の音...?」
紬「うふふ...びっくりしたわ」

さわこ「さぁーみんな揃ってるわね!?」

律「さわちゃん、今日は何の用!?」

さわこ「うふふふふ...りっちゃん!よくぞ聞いてくれたわ!!」

梓「いや...普通ですけど...」

さわこ「今日はみんなであるゲームをしたいと思って呼び出したのよ!」

澪「ゲーム...ですか?」
唯「何か面白そうだね、あずにゃん!」
梓「そんなのん気な...」

さわこ「今からみんなにやってもらう「あるゲーム」その名もズバリ!!」


一同「「「「「ゴクッ」」」」」





さわこ「24時間耐久鬼ごっこよ!!!」




一同「「「「「???」」」」」




さわこ「あれ〜みんなリアクション薄いわねぇ...」

律「いや...さわちゃん、何それ?」
澪「24時間?鬼ごっこ??意味が分からないです!」

さわこ「そのまんまの意味よ。24時間この体育館の中でみんなには鬼ごっこをしてもらうの」

唯「へぇ〜面白そうだね!!!」
紬「鬼ごっこ...私、昔からみんなでやってみたかったの〜」
梓「何言ってるんですか2人とも!24時間ですよ!!」

さわこ「ウフフフフ...唯ちゃん、ムギちゃん!梓ちゃんの言う通りよ!」

唯紬「「?」」

さわこ「あなた達はまだこの鬼ごっこの本当の恐ろしさを分かってないわ!」

澪「どういうことです?」

さわこ「詳しいことはやっていくうちに分かるわよ。さて基本的なルールを説明するわ。あちらをご覧!」


さわこの指差す先には真っ黒で中央に滑り台があり、左右にドクロマークの描かれた謎のボックスがあった


律「なんだぁ?ありゃ??」

さわこ「あそこから全身黒タイツの鬼が飛び出して来るからみんなはひたすら逃げてちょうだい。もし鬼に捕まったら、鬼の人の胸の   ところに罰の内容が書かれているから捕まった人はそれを受けることになるのよ!」

澪「そんな...」
梓「ちょっ...そんなのおかしいじゃないですか!何で私達がそんなことやらなきゃいけないんですか!?」

さわこ「逃げるのはこの体育館のフロア中だけよ。もし体育館より外に逃げたらその時は殺すわ」

梓「(私の訴えシカトじゃん...しかも殺すって...)」

さわこ「さぁみんな、ジャージに着替えて!9時からスタートするから5分前にはここに集合してね」

澪「ちょっと...先生!まだやるって...」

さわこ「時間厳守よ!!」

律「(独裁体制かよ...)」

AM8:55 体育館内
HTTは全員ジャージに着替えてさわこを待っていた。
そしていつの間にか体育館の中央にはコタツが置いてあった。


梓「結局着替えちゃった...」
紬「まぁまぁまぁまぁなんだか面白そうじゃない」
唯「ムギちゃんの言うとおりだよ、あずにゃん!」
律「お前らはのん気でいいなぁ...」
澪「すごく心配だ...」



ポンポンポンポンポン



澪「ビクッ!!」

さわこ「みんなちゃんと集まってるわね」

梓「て言うか...さっきからこの変な音はなんなんですか!?」

さわこ「みんな準備は出来てる?あっ...言い忘れてたけどトイレは逃げ込む以外なら自由に使っていいから。それと真ん中にあるコタ    ツはくつろぎスペースよ」

梓「(またシカト...)」

さわこ「さぁ...そろそろはじめるわよー!あっ最後にはみんなにご褒美用意してるから楽しみにしててね〜!」

唯律「「ご褒美!?」」

さわこ「そうよ。みんながとーーっても喜ぶものよ!」

澪「(そんなものいらないから帰りたい...)」

さわこ「さぁみんな覚悟はいい!?はじめるわよぉ!!」

唯「うわわっ...どうしよ...」


さわこ「24時間耐久鬼ごっこ...よーーーい...」



スターーーーーート!!! AM9:00



ブシュウウウーーーー 鬼(デコピン)登場



澪「ひぃっ!!」
律「何だっ!?」
唯「はわわわ...!」
紬「あらまぁ」
梓「にゃっ!?」


鬼(デコピン)ダダッ


律「やべっ!みんな逃げろ!」
梓「デコピンって書いてありますよ!」
唯「逃げろ逃げろ〜」
紬「あ〜れ〜」
澪「いやああああ!」


鬼 ダッダッダッダ   ガシッ!!!!


紬「きゃあ!」
唯「あぁっ!ムギちゃんが捕まった!」


罰執行


鬼 グググッ  ベシッッ

紬「あぁっ...痛い...」



ブシュウウウーーーー 鬼(ビンタ)登場



律「げっ!また出た!」
唯「わぁ!ビンタはやだよお」
紬「うぅ...おでこがヒリヒリするわ...でも逃げなくちゃ!」


鬼(ビンタ) ダッダッダッダッダ


澪「いやあああ!来ないでぇ!!」
梓「澪先輩が狙われてます!」


鬼(ビンタ) ダッダッダッダッダ ガシィ!!


唯「あぁ!澪ちゃんが捕まっちゃった!」
澪「ひぃぃぃ!助けてぇ!!」
律「澪...お前のことは忘れないっ!!」
澪「りーーーーーつーーーーーー!!!」


罰執行 


鬼(ビンタ)掌にハアアア

澪「やめてぇ!!」


バッチーーーーーン!!!


澪「いっったぁーーーーい!!」



ブシュウウウーーーー 鬼(タイキック)登場



唯「また出たよぉ!」
梓「もう嫌ですぅ!!」
律「タイキックはヤバイ!!!」
紬「えっ!!?タイキックって何なの?」
澪「もぉ...いやああああ!!」


鬼(タイキック) ダダダダダダダタ


唯「ひえぇぇぇぇ」
律「こいつ速い!」
澪「絶対にいやあああ!」
紬「(タイキック...何かしら...?)」
梓「タイキック嫌ですぅ!あっちに行くですぅ!」

ガッッ ドテーーーン!!


鬼(タイキック)「!!」ダダダダダダダダダダ


律「梓がコケたぞ!!」
唯「あずにゃん逃げて!」
梓「ひえぇぇ...助けてくださーーい!!」


鬼(タイキック)ダダダダ ガシッ


梓「いやあああ!!」
紬「梓ちゃん...残念ね...」
唯「あずにゃん...」
澪「(はぁはぁはぁ...た...助かった...)」


罰執行 補充要員2名登場 梓の両腕を抱え上げ立たせる


梓「にゃっ!!何ですか!?」

鬼(タイキック)シュッシュッシュッシュ ハアアアアアア...


バシーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!


梓「ぎにゃああああああああ!!!!!」