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緊急指令!鹿目まどかを抹殺せよ! リリカル☆マギカ(第2話

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「シグナムによると、『戦いの因果の糸』とか言う物があって、
それを、破壊する事が、解決策だって、――

 今から、シグナムが、その物体を狙撃するから、皆も、魔力で
攻撃しろって言ってた」
 ほむらの言葉に、皆が、シグナムの行動を見守った。

「剣(つるぎ)の騎士、シグナムが魂、――
 
 炎の魔剣レヴァンティン、
 刃(やいば)と、
 連結刃(れんけつじん)に続く
 もう1つの姿、………………」

 シグナムは、レヴァンティンと、
その鞘(さや)を、接続して、
弓の形に、変形させる。

〔スナイプ・フォーム!〕

 シグナムは、魔力を実体化させた、
矢を弓にセットして、射撃姿勢を
とって構えた。

 シグナムの足元で、赤く輝くのは、
ベルカ式魔法陣。

「駆けよ隼!!!(ハヤブサ!)」
〔シュツルム・ファルケン!!〕

 シグナムの矢に、魔力光が集中していく!

 そして、『戦いの因果の糸』に向かって、
高速の矢が、撃ち出された。

 ――『戦いの因果の糸』の破壊ポイントに
突き刺さる、魔法の矢。

 だが、初代リインフォースの説明通り、
破壊には、まだ魔力が足らないらしく、
『戦いの因果の糸』は、ビクともしない。

「とにかく、あのポイントを!」
 ほむらは、シグナムの矢が、目に見えない何かに、
刺さったのを確認すると、――魔法の弓矢を構え、
その矢に自分の魔力をありったけ込めた。

「壊れろ!」
 ほむらの願いを込めて、放たれる魔法の矢。

 ――魔法の矢は、『戦いの因果の糸』に、刺さる。
 しかし、やはり、まだ破壊できない。

 ――マミが、SGチャージャーで、
自分のソウル・ジェムに大量の魔力を
充填し、新必殺技を放つ。

「カートリッジ・ロード!
 
 最大火力!

 グランド・フィナ――――レ!!!」

 マミの眼前に、30丁の大型魔銃が、
並んで、一斉に火を噴いた。

 そして、強力な砲撃が、目標のポイントに、
大爆発を起こしたが、ただそれだけだった。

「ま、まだ、駄目!?

 一体あと、どれだけの、魔力攻撃が、
必要なの?」
 先の見えぬ状況に、困惑するマミ。

「次は、あたしだ。
 接近攻撃をするから、射撃や砲撃は、
しばらく待ってくれ!」
 杏子が、前に出る。

「佐倉さん?! 大丈夫なの?」
 杏子を心配するマミ。

「あたしなら、心配いらねえって。

 カートリッジだって、数には、
限りがあるんだ。――
 皆の体力にもな。

 今は、一人一人に、
出来る事をやるしかねえ」
 杏子の言葉に、――

「分かったわ。
 でも、決して無理しちゃ駄目よ」
 マミは、杏子のやりたいように
やらせる事にした。

「カートリッジ・ロード!
 いくぜっ!

 うおおおおおっ!!!」
 杏子のソウル・ジェムから、
赤い魔力光が、溢れ出し、
彼女自身と、手にした槍を、
包み込む。

 生きている火炎の様に、
うごめく、赤い魔力光は、
猛り狂う竜神の姿を形作る。

「噛み砕けっ! ――

 レッド・バロン・スマ――――――シュッ!!!!!」

 杏子の凄まじい、突撃が、宇宙に
大きな火花を散らしたが、その槍は、
何も壊していない。

「くっそー!
 まだ、駄目かっ!!」
 分かってはいたが、少々悔しそうな杏子。

「選手交代よ、杏子」
 そう言って、ほむらは、
杏子を休ませた。

「ああ、頼むぜ、ほむら」
 マミが、ふらつく杏子の体を支えた。

「カーリッジ・ロード!

 パープル・ソード・タイフーン!!」
 ほむらは、頭上に、魔力刀を
構えると、体を高速回転させつつ、
飛翔して、破壊ポイントへと、
突撃する。

 ――そして、ほむらは、
破壊ポイントとの接触の瞬間、
回転ソードの刃先に、自分の魔力を、
限界まで込めた。

 だが、やはり、激しい火花を
散らすのみで、――『戦いの因果の糸』は、
傷つく兆しさえ見えなかった。

 ――その時、かなり後方にいたフェイトが、
なのはに、追いついた。
「なのは、状況は?
 皆は、何を?」

「ええとね、今は、――」
 簡単に状況を、フェイトに説明するなのは。

「……だったら、私と、なのはの、2人で
同時砲撃を行おう。

 ――今は、まどか軍団が
動きを止めているから、――
砲撃の威力を、充分高めて、
撃つ事が出来るはずだよ」
 フェイトの言う通り、リーダー格まどかの、
影響なのか、まどか軍団は、先程から、
その動きをピタリと、止めていた。

「私も、それを考えていたよ!
 さすが、フェイトちゃん!

 杏子ちゃん、ほむらちゃん、――
 私達で同時砲撃をするから、
射線上から、退避して!」
 ほむら達に注意するなのは。

「!! 分かりました、なのはさん。
 杏子、巴さん、ここから、離れるよ!」

「分かった!」

「了解です」
3人は、急いで、なのは達の射線上から、
距離を取る。

「バルディッシュ!」
〔イェッサー!〕

フェイトの意思に反応して、バルディッシュは、
魔力カートリッジを2発ロードした。

「トライデント  ―――― 」
 フェイトが、左手に魔力を
ためる姿勢を取り、――――

 ――フェイトの体と、バルディッシュから
電流の放電が、起きる。――――

「レイジング・ハート!」
〔ロード・カートリッジ!〕
 なのはの足元に、桜色のミッド式魔法陣が、
形成された。

〔ディバイン・バスター・エクステンション〕
「ディバイ――ン、 ―――― 」
 なのはが、レイジング・ハートを構えた。

「「はあああああああああ――――!!」」
 極限まで魔力を高めて、砲撃の威力を増幅する2人。

「……  スマッシャ――――――――!!!」
「……  バスタ――――――――――!!!」

 なのはの、桜色の魔力砲撃と、
フェイトの金色の3本の魔力砲撃は、
1つの光の束となって、――――
破壊ポイントを直撃したが、
そこが、淡く発光したのみで、
大した変化は、見られない。
 
 この様子を見ていたシグナムが、
はやてに、話しかけた。

「やはり、初代リインの説明した通り、
そう簡単には、壊せそうに、無いですね」

「よし!
 私らも、行くでっ!」
 ヴォルケンリッターを引き連れ、
ほむら達の援護へ向かおうとする、はやて。

 ――だが、そんな彼女の前に、
立ち塞がる者がいた。

「ここは、通しませんよ、八神はやて!」

「な、何や、あんたは?!」

「私は、サブリーダー・まどか・1号!

 またの名を、『鹿目まどか・レッド』!」

 良く見ると、服のデザインは、一緒だったが、
彼女の魔法少女服は、『ピンク色』ではなく、
『真紅』だった。

 ついでに、髪の毛の色まで、『真紅』だった。