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永遠の意味を教えて

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殺生丸はりんの着物の胸元をはだけさせ、両胸を乱暴に愛撫した。そして両の胸の頂を交互に口に含み吸う。りんははあはあと苦しげに息をしている。胸から口を離し、もう一度りんに口づけする。口づけしながら、りんの足の間にその長い指をいれ、中をかき回す。
「あああ!殺生丸さま、だめ!そんな・・・」
しかしその後の言葉は殺生丸の口づけによって奪われた。頂点に達したりんの叫びはその口づけによって吸収された。十分に達した後、ようやく殺生丸はりんから唇を離した。
「殺生丸さま・・・こんな・・・いつもと違う・・・」
「お前が私を怒らせたからだ。私はいつでもお前を欲しているというに。こんなにも・・・」
殺生丸はりんの首筋に舌をはわせた。もがくりんを後ろから動けぬように押さえ込む。そして、着物の裾を引き上げた。そして後ろからりんの中に押し入る。
「ああっ!」
「こんなにも、欲しているというに・・・・りん、今日は加減せぬ。覚悟せよ」
「せっしょう・・・まる・・さま・・・」
殺生丸はりんを後ろから激しく突いた。このような形でりんを抱くことは初めてだ。今日の殺生丸は抑えがきかなくなっていた。突きながら、りんの胸を後ろから愛撫する。
「あ・・・ああ・・・」
「りん・・・加減などできん。こんなにお前が愛しいのに・・・」
「ああ、もう・・・りんは・・・もう・・・」
「りん・・・わかるか?私がどれほどお前を欲しているか?」
そう言って、殺生丸はなお深くりんの中に突き入れた。
「ああっ!だめ!もう・・やめ・・・て・・・」
「りん、再び達するか?我慢なぞするな」
「あっ、あ~っ!!」
りんが長く尾を引く叫びをあげた。殺生丸が初めて聞くりんの深い悦びの声だった。達した後もりんの背中が細かく震えている。肩で激しく息をしている。

「りん・・・よかったか?」
殺生丸は動きをとめて、やさしくりんを正面から抱えなおす。
「あ・・・こんなに・・・感じたの、はじめて・・・殺生丸さま・・・」
「まだ序の口だ、りん」
殺生丸は今度はりんを正面から膝の上に抱え込んで、りんの体を突き刺した。
「あうっ!!」
りんを下から激しく突き上げる。りんの唇を吸いながら、腰の動きは止めない。
りんは目を閉じながら、次第に自分も腰を揺らす。無意識に殺生丸の動きに合わせる。殺生丸はりんのそんな乱れた姿がうれしくてたまならい。
「もっと、感じろ、りん。我を忘れろ。私と一つになれ」

体の境界線をすべて取り払って、一つに溶け合え。二人溶けあって、完全に一つになれ。二度と離れぬように一つになれ。種の違いも、時間の違いも、何もかも超越して、二人の運命を永遠に一つに重ね合わせるのだ。

りんは殺生丸のあまりに激しい愛撫に涙を浮かべて、気を失いそうになりながら、必死で殺生丸にしがみついていた。殺生丸が下から力強く突き上げるたびに、りんの体の中に新たな熱が生まれていく。

「もう・・・もう・・・殺生丸さま・・・・だめ・・・りん、おかしくなる・・」
「それでいい・・・りん、私にはすべてを見せよ」
殺生丸はりんの唇を強く吸った。りんの頭を片手で支えて、激しくりんの唇をむさぼる。りんの中心が痙攣し、頂点が近いことを殺生丸に知らせる。殺生丸はりんの舌に自分の舌をからませながら、りんの中で己が膨張していくのを感じていた。殺生丸の全身にぞくぞくと快感が走る。己も限界が近づいていることを知る。

「り・・ん・・・」
りんを呼ぶ声が張り詰めていて、りんは思わず殺生丸の目を見た。
「りん・・・そのまま、目を閉じるな。目を開けておれ。私を・・・見ておれ・・・」
「殺生丸さま・・・あ・・・でも・・・」
「私を・・・見ておれば・・・わかる・・・・私が・・・どれほどお前を愛しいか・・・」
「せっ・・・しょうまる・・さま・・・・」

殺生丸はりんの顔を凝視したまま、己の全身に震えが走っていくことを意識していた。己の中心にすべての血液が集まったようだ。りんとつながった部分が燃えるように熱い。熱い波が押寄せてくる。殺生丸のすべてをのみ込んでいく。

「ぐっ!!・・・りんっ!!」
「あ!ああっ!!」
りんの中に殺生丸のすべてが吐き出され、殺生丸はりんの瞳をみつめながら、あまりの快感に眉を寄せる。
「り・・・ん・・・」
殺生丸は愛しい妻の名を呼びながら、こみあげる充足感に笑みがこぼれた。
「殺生丸・・・さま・・・」
りんは全身がしびれるようになりながらも、殺生丸が微笑みを浮かべるのに驚いた。
(こんな笑み・・・初めて見た・・・)
この上なく、やさしく、あたたかく、そして満たされた笑み。
殺生丸は笑みを浮かべたまま、りんがあまりの快感ゆえに流した涙をその舌でぺろりとなめた。


しばらく二人はそのまま抱き合っていた。殺生丸がりんの乱れた髪をやさしく直しながら、りんの耳にささやく。
「わかったか・・・りん、私がお前をどれほど愛おしいか」
「殺生丸さま・・・」
「私が他の女などに興味がないことくらい、わかるだろう。お前がこの私をこれほど狂わせるというのに」
「あ・・・りんだって・・・おかしくなるくらい・・・殺生丸さまが好き・・・」
「わかったぞ。お前の感じるさまを見てな」
「殺生丸さまったら・・・いじわる・・・」
「お前の中は心地よい・・・」
殺生丸はりんをやさしく抱き寄せた。
「私だけを見ていよ、りん。私だけを」
「はい、殺生丸さま・・・」
「私だけを感じていよ」
「はい・・・」
「私はお前を離さない」
「はい・・・」
「お前が嫌だといおうと、私はお前を離さない」
「嫌だなんて・・・離さないで・・・離さないで、りんのこと」
「永遠に、だ」
「はい・・・」
「私の妻は永遠にお前だけだ」
「殺生丸さま・・・」
殺生丸はりんにやさしく、やさしく、口づけた。

滝沙羅の意地の悪い言葉など、どこかへ吹き飛んでしまった。
(殺生丸さまを信じていればいいんだ・・・)
りんは殺生丸の腕の中でこの上ない幸せを感じていた。


いつまでも部屋から出てこない殺生丸を、いらいらしながら滝沙羅は待っていたが、殺生丸の母の言葉にひくひくとひきつった笑みを浮かべて、屋敷を飛び去っていった。

「あの~ご母堂さま、滝沙羅さまに何とおっしゃったので?」
邪見が聞く。
「ああ、殺生丸はりんを愛しみはじめると半日は部屋から出てこない、今日は二日ぶりだから朝までりんを抱いているだろう、妻に惚れ抜いているばかりに、礼儀を欠く息子ですまぬ、とな」
「えっ・・・」
「なに、本当のことじゃ」
「まあ、それは、確かに・・・」
(ご母堂さまも粋なことをなさる。ご母堂さまもりんのことを相当気に入っているのでは?)
邪見は殺生丸の母の楽しそうな顔を見上げた。
作品名:永遠の意味を教えて 作家名:なつの