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Angel Beats! ~君と~

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上空3548mヘリコプター



バラバラ……


パイロット
「Are you ready!?」

医院長
「おーけー!」

パイロット
「You are crazy!!」

医院長
「どうとでも言え!息子の為DA!!」


こうして登場しました。
遅れました。申し訳ありません。
本編は短いです……。
********************************************
第47話 ある意味恐い話

暗く、ある一室。
あるのは懐中電灯の光がただ一つ。
だが、チャーの家の部屋をた真っ暗にしただけで布団を敷き、全員が寝転がり一人一人が懐中電灯を持ち怪談をするというものだ。

「教師が『どうしたの?』と、いつもいつも同じ場所でシャボン玉をしている男の子に聞いたら……」

ゆりが一拍置き、

「ッパァアアアアン!!!」

話の内容にめり込まれていたメンバーはひどく驚き、短い悲鳴を上げる。中には最初から、話す以前に気絶している者も居る。

「以上で私のお話はこれで終わりよ。誰か話す人ー」

「んじゃ、俺が話すぜ。昔々のことだ」

ゆりに手渡された懐中電灯を顎の下に持っていき光を当てる。藤巻の性格を知らない人は所々に陰影が付いていて怖いかもしれないが、あんまり怖くはない。

「ある若者が居て、じいさんと同居してるんだ。じいさんはいつもその若者……息子に『家の裏にある山に近付いてはならん』って言われていた」

「何だか怖いよお兄ちゃん……」

「そうか?」

「まあまあ、話はこれからだぜ。ある日、若者が小さい子どもが遊んでいたサッカーボー……包丁がな、裏の山に入っちまったんだ。仕方無しに入っていったんだ、山へ」

時代背景を間違えていた藤巻は修正をしつつ話を続ける。

「包丁が見付かった若者は外へ出ようとしたら……『ぅ~…う゛~~』と、うめき声がした。これが、じいさんの入ってはいけない理由か、若者は思った。若者は名前の通り、まだまだ若く好奇心旺盛だ。気になったから声のする方へと行った………そして見てしまった……」

意外に話の内容が怖いのか、メンバーは静かに怪談を聞いて唾を飲み込む。

「『ブリブリ!』……ただのオッサンがゲリをしていただけだった………」

一瞬にして空気が凍結したと感じたのは語り手の藤巻と、布団に寝転がり円を組んでいるその他全員。いわゆる、シラケ。シラケたのだ。

「……なんだよ?なんで皆そんな冷たい目で見るんだ?」

「もう良いわよ。はい、次の人!自分の体験談でも良いわよ」

藤巻の手にあった懐中電灯を取り上げ次の語り手を募集する。

「んじゃ、次私ね」

「はい、どうぞ小枝さん」

懐中電灯が小枝の手に渡り、語られる。

「小さい頃なんだけどさ、」

「お前十分小―――」

ガゴォ!!!と小枝は藤巻の顔面に懐中電灯を投げつけた。流石全日本野球の優勝ピッチャー、寝転がっていても命中率は高くスピードもSSSと闘った時のままだ。
懐中電灯は光で照らすという機能を失い、しかも所々壊れている。

「何故俺のことを書かない!何故俺の心配しない!!」

「フジマっちゃんDon't mind!」

「はいどうぞりんりんさん、新しい懐中電灯です。予備の懐中電灯がいくらでもございますので投げても構いませんよ」

「ありがとう遊佐さん♪」

「やめろ遊佐!俺の命がいくらあっても足りないぜ!!」

「別に良いわよ小枝さん。私が許可するわ」

「わーい!ゆりっぺのお墨付きだ!」

「すいません、このような無礼な事態を引き起こさないよう気を付けますのでお許し下さい小枝様」

藤巻の姿は無様の二文字で表せた。
自分の身長より小さく、それも女の子に土下座。非常に無様だった。

「自分から言っておいて駄目だな藤巻」

「岩沢さんの言う通りだよ~ふじまっちゃん。ダミだよー」

「十分身に染みました。本当に申し訳ありませんでした、小枝様」

「んじゃ、話すね」

藤巻の全力の土下座を無下にし、怪談を始めた。『無視か!?』その声さえも無視した。TKに慰められるも、慰められた気持ちの実感が湧かない。

「小さい頃なんだけどさ、私のおかあさんが出掛けて一人で留守番してたんだ」





『行ってくるね』

『うん!行ってらっしゃいきおつけてね!』



って、私が見送って玄関の鍵を閉めたんだ。
いつも一人で結構寂しかったんだろうね、お部屋で人形遊びをしてたんだ。












『よわいぞ!!ガラクタのすくらっぷめが!!めたるのくずが!!(ダミ声)』



関根
「カワイイとこあんじゃんリンリン」

岩沢
「女の子のする人形遊びじゃないな……」

ひさ子
「トラン○フォーマーか!?」

藤巻
「あれってさ、変形させんのが難しいんだよな」

大山
「あー分かる分かる。説明書見ても解んないんだよね」

椎名
「最近の遊びはハードなんだな……」

初音
「お兄ちゃんお兄ちゃん、トラ○フォーマーってなぁに?」

結弦
「ごめん、解んない……」

遊佐
「簡潔に言いますと宇宙人と人間が手を組んで悪を殺っつけるお話です」

結弦
「そうなのか?」





あのトラン○フォーマー映画のワンシーンを再現しようとしたら、手からスッぽ抜けてオプ○ィマスが押し入れの襖(ふすま)へ突っ込んでったんだよね。



『もー、ダメじゃん。カッテに飛んじゃ……?』


襖が盛大に空いた箇所に変な箱があってさ、何も知らずに手に取っちゃったんだ。



『えーっと……この文字しってる!』


「開封厳禁」

『えーっと、しめない?閉めちゃいけないんだ』


ゆり
「早速間違ってるわね」






『えーっと…』

「呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い呪い」


『……い?』




「「「「「何ていう物見付けた!?」」」」」



『えーっと……何このおふだ?』

「厄払い」

『はがしとこ』



結弦
「剥がすなよ!!」




その箱を開けたら一枚のDVDが出てきたの。




ゆり
「それって絶対アレよね!?テレビから出てくるパターンよね!?」





私の全てがここから始まったと言っても過言です。
そのDVDは箱が黒かったのに対してとても白かった。
一応、DVDの扱いも知ってたし見る方法的も知ってたから見る事にしたんだ。



野田
「もう、アレだな。あのパターンだな」



デッキはリビングにあるからそこにしよう、と期待を膨らまして行ったの。で、入れる所を開けてDVDをセットして閉めて再生したら………



『ぃいいいいいいいやぁぁあああああああ!!!』




ゆり
「当然ね。何を見たの?」


テレビ
『凄い!凄いぞ!!見て下さいあの筋肉!!女性とは思えない筋肉です!!』

作品名:Angel Beats! ~君と~ 作家名:幻影