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ますたーど
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novelistID. 46067
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The world make kaput <1章:2>

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狂戦士の輪曲2



そこへ横からもう一つの爪がランポスを凪(な)いだ。
チャチャブーが振り向くとそこにはエリスが立っていて親指を立てていた。
そのエリスの後ろにも口を開けたランポスがいた。
チャチャブーは今の恩を返す様にエリスの股の間をくぐり、ランポスの腹に小剣を突き立てた。
だが、やはり一撃では仕留めきれない様だった。
そこにエリスが回転斬りで追撃を加え、チャチャブーの一撃で仰け反った無防備な首を跳ねた。
そして残った1匹は逃げようと踵を返そうとしていた。
エリスは剣を逆手に持ち替え、体勢を低くして回転を加え、その刃をチャチャブーへと向ける。
しかしチャチャブーは避けようとせず、ギリギリまできてから小さくジャンプして刀身に着地した。
それを確認したエリスはさらに回転を加速させ、おもいっきり振り抜いた。
振り抜いた刀身にチャチャブーの姿は無く、チャチャブーは既に背を向け逃げ出しているランポスの頭上を飛んでいた。
チャチャブーは2、3回縦に回転して遠心力を付け、小剣を頭に振り下ろした。
ガキャッ!
遠心力で威力を増したのもあり、脳天に一撃を見舞われたランポスはそのまま前のめりに倒れた
チャチャブーはランポスの死体から降りると目の前にいる人物に気付いた。
…ラウルだ
チャチャブーは少し考えてから小剣を腰にしまい、ラウルに親指を立てて見せた。
仮面で表情は分からないが恐らく笑っているのだろう。
ラウルはチャチャブーを見てその後、数m後方にいるエリスを見た。
エリスも同様に笑顔で親指を立てていた。