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ますたーど
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novelistID. 46067
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The world make kaput <1章:2>

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報告2



―村長宅―

村長:
「ほっほっほ。ご苦労ぢゃったの。で、どうぢゃった?」

ラウル:
「え、あ~その事なんですが…コレを」
そう言ってラウルはポーチから金色のイヤンクックから剥ぎ取った鱗を取り出し、村長に見せた。

村長:
「イヤンクックの鱗ぢゃの」

ラウル:
「はい…え?」
村長はそれがどうかしたか?といった表情でラウルを見た。
ラウルが手にしているのは普通の…ピンク色をしたイヤンクックの鱗。

ラウル:
「あれ…何故…?」
確かに剥ぎ取った時は金色をしていたはず。

村長:
「なにかあったかの?」
ラウルが不思議な顔をしていたので村長が聞いてきた。
ラウルは金色のイヤンクックの事を村長に話した。

村長:
「金色の大怪鳥か…」
ふむ…と言った感じて視線を宙に移した。

ラウル:
「何か知ってるんですか?」

村長:
「うんにゃ、見た事も聞いた事もないわい」
そうですか…と言ってまた鱗に視線を落す。
少しして村長が口を開いた。

村長:
「ラウ…」
と、時を同じくしてラウルを呼ぶ声。

エリス:
「…~ウ~ル~さぁ~ん!!」

バゴーン!

壊れそうな程に開かれた扉は…いや、蝶づかいの上側が外れている。

エリス:
「ラ、ラウルさん!」

ラウル:
「…どうした?」
エリスのこういった行動に慣れたのか慌てる事もなく問い返した。

エリス:
「ここここ…コレ!」
エリスは握り締めていた物をラウルに見せた。
それはイヤンクックの鱗。
恐らくラウルが村長に見せた物と同じ、元、金色の鱗。

ラウル:
「あぁ、俺も今その事を村長に話してたんだ」

エリス:
「…そうなんですか。で、何か分かりました?」

ラウル:
「いや」

エリス:
「そっかぁ~おじいちゃんでも分からない事あるんだね~」
エリスは鱗を眺めながらつまらなそうにつぶやいた。

村長:
「ほっほっほ…スマンのぉ」
それだけ言うと村長は近くにあった椅子座った。