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ますたーど
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novelistID. 46067
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The world make kaput <1章:2>

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座ス者ナガハマ



コンコン…

エリス:
「は~い」
エリスは来訪者を迎えようとドアノブに手をかけたが、それよりも先に声が返ってきた。

ラウル:
「エリス、明日の朝イヤンクックの討伐に行くぞ」

エリス:
「…イヤン…クック?」
ドアノブを握った手に力が入っていく

ラウル:
「そうだ」

エリス:
「ま、ままままぢっすか!?」
と同時に扉を勢いよく開ける。それを紙一重で躱すラウル。

ラウル:
「危ねえだろ!」

エリス:
「ついに私もイヤンクックですか!やったぁぁ♪」

ラウル:
「聞いてねぇな…とにかく、明日の朝だからな。準備しておけよ」

エリス:
「はぁい♪」
エリスはよろしくお願いします、と付け足してからドアを閉めた。
「アキー!イヤンクックだって!イヤンクック!!」
「ニャ!おめでとうだニャ!!」

ラウルはドタバタと走り回る音を聞いて駆け出しだった昔を思い出していた。


―翌日―

エリス:
「お待たせです」

ラウル:
「よし。じゃぁ行くか」

???:
「ちょっと待ったぁ!」
村の出口へ向かう2人に誰かが声をかけた

ラウル:
「…誰だ?」

???:
「貴様ラウルとか言ったな」

ラウル:
「そうだが…お前は誰だ」

???:
「俺の楽しみを取るなぁ!!」

ラウル:
「なっ…エリス、なんだコイツは?」

エリス:
「ナガハマさんです。ラウルさんが来る少し前に来たんですけど記憶が無いらしくてずっと村の出入り口に座ってて、クエストに行くハンターにアドバイスをあげてるみたいですよ?」

ラウル:
「…なるほど。で、何故俺は怒られてるんだ?」

ナガハマ:
「貴様…分らないのか!」

ラウル:
「だからなんなんだ!」

ナガハマ:
「お、俺がエリスちゃんにアドバイスをあげようとしても、ラウルさんに聞きました。ラウルさんに教えて貰いました。の連続…くぅぅ!」
男はついに泣き出してしまった。

ラウル:
「…なら、これからイヤンクックを狩りにいくんだが、まだ何も教えてないぞ」

ナガハマ:
「…!?なにっお前…イイ奴だなぁ…よぉし!エリスちゃん!イヤンクックというのはねぇ…」

エリス:
「来る前に図鑑で見ました」

ナガハマ:
「…」

エリス:
「……」

ナガハマ:
「………」

ラウル:
「行くか…」

エリス:
「はい♪」