ダンガンロンパ・ファンタジック/リロード-Chapt.1-3
Phase 11-ノンストップ議論07 証言検証
Question 12解答)06・ギィズ=ハウト
正解した→発言力を10点、精神力を2点加算
間違えた→発言力、精神力はそのまま
「イティアさんが言いたいのは、ギィズさんですよね?」
「うん、ギィズ……事件当日、朝風呂……してたよね」
****
「俺は朝風呂に行ってくるぜ?」
とギィズも立ち去ろうとする。
「また、変な……癖、付けたね?ギィズ」
イティアは朝風呂の件を知らないらしい。香もまたしかりだが。
「気持ちいいぞ?朝風呂。
仮にも"王子"だし、そう勝手な行動できなかったからな」
「ふむ……ギィズさん、元の世界では大変なんですね」
その言葉に、そう察する香。忙しい人だからこそ、"自由"が嬉しく感じる。
それは誰だって同じだから。
「……まぁ。うん。王子、やってるときは……女たらしでも、ないから」
イティアも補足する。まぁ危険な事でも無いし、特に覗きがらみでも無い。
「そういうことだぜ、それじゃな、また夜の水泳勝負の時に会おうぜ―、うひゃひゃー」
ギィズは割と高いテンションで食堂を後にした。
****
「朝なら凍らせるには充分だな……容疑もある。つまり、犯人はギィズか?」
「え、ちょ、皆ちょっと待って!?
確かに俺様事件当日朝風呂に行ったけどさ!?
それだけで犯人はちょっとないと思うんだぜ!?」
「どうして」
「どうしてって言われても……」
「ギィズさん……否定できるなら、その理由をお願いします。
まだ、イティアさんの話が必ずしも正しいとは言い切れませんので、充分挽回可能です」
「フォローありがとな……香。
ここは踏ん張りどころだな、ちゃんと説明するぜ!俺様が犯人じゃないってことを!」
(ギィズさんが犯人かどうか。見過ごされては来ましたが、これはかなり重要な問題です。
証言をして下さる気も充分あるようですし、ここはしっかり、見極めなければ……)
議論 開始!
コトダマ
【1・水泳勝負>
【2・華の証言>
【3・霊の検死結果>
【4・クッキー勝負>
【5・一輪の証言>
【6・水泳勝負宣伝のビラ>
「皆そんな短絡的に決めないでくれ!朝に風呂に入ってたからって犯人とは言い切れないだろ!?」
ギィズの言いたい事ももっともだが、理由は大事だ。
「だから、なんでなのさ。その理由を聞かせてよ」
牧園がそう聞き返す。
「そんなこといわれても……そもそも、部屋の冷蔵庫には冷蔵室が無かったんだぜ。
凍らせることができる場所がわかんねぇよ!」
ギィズがそういいかえす。よく調べていなかったが、そう言えば無かった気がする。
「じゃあ、どこで凍らせたんでござるか?」
と雲隠が聞く。
「厨房には食品保存用の☆A【大きな冷凍庫】があったわ。
あんな所開ける人いないし、ありえるのはそこだけね」
と雪音が指摘する。他に思い当たる節は無い。恐らくそこなのだろう。
「それなら……浴場から、厨房までは……学生食堂を通るだけで、数分もかからず……
行ける。
事件当日……★B【誰も見ていない隙に、厨房でバスタオルを凍らせた】だけ」
イティアがそんな理由、話にならないとばかりに切り捨てる。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!なんで事件当日に凍らせる前提なわけ!?
★C【事件当日よりも前に凍らせた可能性】だってあるじゃねぇか!
それだったらチャンスは平等にあったはずだぜ!?」
それにはギィズが慌てて反論!
「チャンスは、平等には……ない。
★D【バスタオルは、浴場にしか……ない】から」
イティアのさらなる反論。
「イティアちゃんの指摘はちょっとおかしい気がするよ?
ギィズの指摘にも一理あるし。決めつけは良くないぞ?
部屋のシャワールームにも、バスタオルはあったし。
理科ちゃんの部屋にだって、あったはずだけど?」
しかし華がここでちょっと口をはさむ。
「……あ、そうなの。私……浴場でしか、入って無くて……知らなかった」
「事件当日に用意された凶器なのか、
あらかじめチャンスを待つために☆E【事前に用意された凶器】だったのか……
これが、問題ね。
なにか、決めつけられる証拠でもあればいいんだけど……」
霊がそう呟いて、話はまだ続く……
(霊さんの言う通りなんですよねー。
今回の問題は、凶器だけでギィズさんが犯人だと決めつけられるか、ではなく、
"凶器が事前に用意されたモノかどうか"が最大の問題です。
元々の論点とはややずれてしまっていますが、それが議論ってものですよね。
論点さえ分かればこっちのものです。明らかに矛盾していることがある……)
コトダマ
【1・水泳勝負>
【2・華の証言>
【3・霊の検死結果>
【4・クッキー勝負>
【5・一輪の証言>
【6・水泳勝負宣伝のビラ>
「皆そんな短絡的に決めないでくれ!朝に風呂に入ってたからって犯人とは言い切れないだろ!?」
ギィズの言いたい事ももっともだが、理由は大事だ。
「だから、なんでなのさ。その理由を聞かせてよ」
牧園がそう聞き返す。
「そんなこといわれても……そもそも、部屋の冷蔵庫には冷蔵室が無かったんだぜ。
凍らせることができる場所がわかんねぇよ!」
ギィズがそういいかえす。よく調べていなかったが、そう言えば無かった気がする。
「じゃあ、どこで凍らせたんでござるか?」
と雲隠が聞く。
「厨房には食品保存用の☆A【大きな冷凍庫】があったわ。
あんな所開ける人いないし、ありえるのはそこだけね」
と雪音が指摘する。他に思い当たる節は無い。恐らくそこなのだろう。
「それなら……浴場から、厨房までは……学生食堂を通るだけで、数分もかからず……
行ける。
事件当日……★B【誰も見ていない隙に、厨房でバスタオルを凍らせた】だけ」
イティアがそんな理由、話しにならないとばかりに切り捨てる。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!なんで事件当日に凍らせる前提なわけ!?
★C【事件当日よりも前に凍らせた可能性】だってあるじゃねぇか!
それだったらチャンスは平等にあったはずだぜ!?」
それにはギィズが慌てて反論!
「チャンスは、平等には……ない。
★D【バスタオルは、浴場にしか……ない】から」
イティアのさらなる反論。
「イティアちゃんの指摘はちょっとおかしい気がするよ?
ギィズの指摘にも一理あるし。決めつけは良くないぞ?
部屋のシャワールームにも、バスタオルはあったし。
理科ちゃんの部屋にだって、あったはずだけど?」
しかし華がここでちょっと口をはさむ。
「……あ、そうなの。私……浴場でしか、入って無くて……知らなかった」
「事件当日に用意された凶器なのか、
あらかじめチャンスを待つために☆E【事前に用意された凶器】だったのか……
これが、問題ね。
なにか、決めつけられる証拠でもあればいいんだけど……」
作品名:ダンガンロンパ・ファンタジック/リロード-Chapt.1-3 作家名:暗妖