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ダンガンロンパ・ファンタジック/リロード-Chapt.1-3

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Question 13-四択選択07 水泳勝負の仕掛け人


Phase 11解答)★B【誰も見ていない隙に、厨房でバスタオルを凍らせた】を、<4・クッキー勝負】で論破!

正解した→発言力25点、集中力2点加算
コトダマをミス→発言力7点マイナス
ウィークポイントをミス→発言力8点マイナス
コトダマ、ウィークポイント両方をミス→発言力15点マイナス


「イティアさんそれはあり得ません!
 ギィズさんが水泳勝負が始まるまでにバスタオルを凍らせに行くことはできないんです!」

これは、ギィズの話題にややイティアが暴走している。
そう確信した香はイティアを止めにかかる。


「どういう……こと?」


珍しく香にジト目で返すイティア。


「よく思い出してください。私達クッキー作りやってたから、
 事件当日は朝からずっと冷凍庫のある厨房と、
 その通り道である学生食堂のどちらかに必ず人がいたじゃないですか!

 冷凍庫に近づける隙があったのは水泳勝負が始まってからしか無いんですよ!」

しかし香には証拠がある。これは言いだしっぺだから一番覚えている。


「……あ」


イティアも、それに気づいたようだ。



「1人2人だったらまだ見逃した可能性はありますけど、
 あの場には8人も人がいたんですよ?
 その全員の目をかいくぐってバスタオルを凍らせに行くのはありえません!
 こんな偶然があり得ると、イティアさんはそう仰るのですか?」

が、香はさらにイティアに攻勢をかける。

「う、うう……香さん、ごめん……なさい、私が……間違って、ました」

香の攻勢に委縮したのか、そう言ってイティアが下を向いて謝った。

「結論として……バスタオルは事前……前日の夜までに厨房の冷凍庫に入れられた。
 だから、バスタオル自体から犯人を確定することは不可能と言う事ね」

霊がこの議論のまとめを行う。これが犯人への決め手では無い。

「バスタオル自体は、そもそもデパートにもあったんだぜ?
 全く言いがかりもほどほどにしてくれよな、イティアちゃん」

「自分が……優勢になると、すぐ調子にのる……その性格、直して」

「うひゃひゃ、……そりゃちょっと無茶な注文だぜイティアちゃん」

最終的に苦笑でそう呟くギィズなのだった。


「まぁ、実際バスタオルの出所はいいとして、
 そうすると犯人を絞る要素は何があるかしら。
 霊、あんたなんか気付いてたりしない?」

雪音が話題を戻し、先ほどから鋭い言葉をついてくる霊に話を振る。

「一応、切り札は今私持ってるんだけど、まだその時では無いわ。
 切り札は最後に使うから切り札なのよ。
 先ほどの凶器の謎が解けたから、私はもう全てに気付いた」

「……な、ってことは霊さん、もしかして」

一輪が、まさかと思いつつ問いかける。

「ええ、私にはもうこの事件の犯人が見えているわ」

霊はもう"この事件の全てを理解した"らしい。

「なんだと……!?お前はもうこの複雑怪奇な事件が全て解明できていると言うのか」

骸も珍しく感情をあらわにして驚く。

「ええ。この事件を解く切り口は、ズバリ言うと……"水泳勝負の仕掛け人"」

「え?」

予想外の切り口だった。誰も思いつかなかった。

「それって華じゃないのか?」

と言うのは楓である。それはそうだろう。
水泳勝負の仕掛け人は華だったはずだ。
華が霊に勝負をお願いした……そう言う構図では無かったのか?

「そうよ。でもね……調べると、どうも華だけの意図で、
 その発想に至ったわけではなさそうなの。
 ある意味で華を誘導し、この水泳勝負を起こす方向に誘導した人物がいる。

 華が誘導させられたことについては貴方も見ているはずよ、香」

「え!?私ですか!?」

「よく思い出して。私が華について言っていたことで、珍しい、
 なんて言った行動があったはず。ここまで言えば、思いだせるでしょう?」


(確かに、あった……アレのコトかな?

 霊さんがいいたい"華さんの珍しい行動"って……)


1・1日目、皆に誘った海水浴への誘い
2・2日目のプールでの追加練習
3・3日目の寝坊
4・そんなこと言ったことはない