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敵中横断二九六千光年1 セントエルモの灯

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始動



「う、動いた! 動いたぞ!」

同じ言葉を艦橋で叫んだのは島だった。彼の前の計器板でも、今まで眠っていたランプがいくつも光り出していた。

だが喜ぶヒマなどない。「ミサイル、百メートルまで到達!」と、間の三百と二百を飛ばした森が叫んだのだ。

沖田が言った。「宇宙戦艦〈ヤマト〉、発進!」

次の瞬間、かつて〈坊ノ岬沖〉と呼ばれた海の底であった地に巨大な火柱が噴き上がった。