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Lovin' you 1

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section1

1年戦争の最終決戦、炎に包まれたア・バオア・クーで、積年のライバルである連邦の白い悪魔、アムロ・レイと死闘を繰り広げた。

「今日こそ決着をつけるぞ!アムロ!」
ジオングのサイコミュ攻撃でガンダムを立て続けに攻撃すると「こっちこそ!!」と完全にニュータイプとして覚醒したアムロはジオングのサイコミュ攻撃を見きって、果敢に向かって来る。
閃光が煌めく中、ジオングの攻撃がガンダムの盾と左腕を破壊し、続けてトドメを刺そうとした瞬間、その隙を突いたガンダムのビームライフルがジオングの胴体を撃ち抜く!
爆発した胴体から頭部を切り離し、離脱しながらガンダムの不意を突き、頭部を攻撃してメインカメラを潰す。しかしアムロはカメラの視界を失っても怯まない!
「それでこそ!我がライバル!」と生死を賭けた好敵手との闘いに心が高揚し、パイロットとしての血がたぎった!
そして、最後には捨て身の攻撃を仕掛け、相討ちとなった互いの機体が大破し地面に沈んだ。

しかし、今日こそは二人の戦いに決着をつけようと、大破した機体を捨て、生身の身体で直接剣を交えた。
アムロは初めこそ覚束ない剣さばきで私の剣を受けるのが精一杯だったが、直ぐにコツを掴み、その類い稀なニュータイプ能力を如何なく発揮して訓練を積んだ私と互角の戦いを繰り広げた。
「なぜララァを戦いに巻き込んだ!ララァは戦いをする人ではなかったのに!」
剣を交えながら怒りをぶつけてくる。「戦争があったらこそララァのニュータイプ能力は覚醒したのだ!」
「そんな理屈!」
その小柄な身体のどこにこんなパワーがあるのかと思うほどの気迫で向かって来る。そして、間近で相対したその瞳に、ヘルメットのバイザー越しにも関わらず強い光を感じた。
遠くでアルテイシアが「二人が殺しあう必要はない」と叫んでいるのが聞こえる。だが、何があっても決着をつけずにはいられなかった。そして、それと共に、この覚醒したニュータイプの力をもっと見たい!という気持ちが私の心を突き動かす。

そして戦いの末、私の剣がアムロの右肩を貫き、アムロの剣が私の額に突き刺さった。
その瞬間、勝敗はついた。
ヘルメットが無ければ私は即死だった。そう、私は生身の戦いでもアムロ・レイに負けたのだ。
互いの体が密着した瞬間、目の前に宇宙が広がり二人の意識が繋がった。ニュータイプ同士の共感だ。
『今、ララァが言った。ニュータイプは殺しあいの道具ではないと。』
アムロの心の声が私の脳裏に直接響いた。と同時に密着したアムロの身体に違和感を覚えた。少年故の小柄な体格だと思ったがそれだけではない。男にしては柔らかすぎる身体。僅かだがある胸元の膨らみ。
「まさか!君は女性か!?」
私の言葉に驚き、身体を離すアムロに
爆風に飛ばされたアルテイシアが衝突した。
性別の事を確認する間もなく、アルテイシアとの口論の末、自分でも思いもよらない言葉が口をついて出た。
「ならば同士になれ。そうすればララァも喜ぶ。」
先ほどまで死闘を繰り広げた相手に何をと思ったが、それよりもこの貴重なニュータイプであるアムロ・レイを手に入れたいと思ったのだ。
しかし返事を聞く間も無くアムロは爆風に飛ばされて遥か向こうへ姿を消してしまった。
更なる爆発で探しに行くこともできず、やむなくアルテイシアに別れを告げ、本来の目的であるザビ家への復讐を遂げる為、キシリアの乗るグワダンへ向かった。


復讐を成し遂げた後、アクシズへ向かうグワダンの中で思うのは、目的を達成した喜びではなく、アムロ・レイの事ばかりだった。
かの少女は無事ア・バオア・クーを脱出できたのか、そして生きているのならば、あの奇跡の存在をどうにかしてこの手に出来ないだろうか…。

敗走の身で直ぐに動けないのがもどかしい。
窓の外に広がる宇宙を見つめ、拳を強く握り締めて誓う。
いずれ必ず彼女をこの手に掴もうと!!。
それはただ、彼女がニュータイプだからなのか、それともララァと魂の共感をした存在だからなのか…はたまた強い光を放つ瞳を持った彼女自身を欲してなのか。その時はまだ己の感情を理解する事は出来なかった。


数年後、奇跡の存在を手に入れる為、クワトロ・バジーナ大尉として連邦に潜入し、『アムロ・レイ』を探した。
しかし、その消息は全く掴めなかった。退役はしていない筈なのにどう調べても居場所がわからない。他の旧ホワイトベースクルーの居場所は掴めるのに『アムロ・レイ』の情報だけは全く手に入らなかった。
そう、『アムロ・レイ』は連邦上層部により完全に隠蔽されてしまったのだ。

そうこうしてる内にティターンズとエゥーゴの抗争は激化し、ティターンズのやり方に嫌悪を感じた私はエゥーゴの一員として活動する事となった。



section2

ア・バオア・クーでの最終決戦後、ホワイトベースのクルー達の元へ帰り着いた時。ああ、自分の帰る場所はここなんだ、と涙が溢れた。
連邦本部へ帰還し、これでもう戦争は終わったんだと、元の平和な生活に戻れるのだと思っていた。
けれど、そのささやかな願いは叶う事はなかった。
退役する事を許されず、連邦の広告塔として散々引き回された後、今後の人類の発展の為という名の下、ニュータイプ研究の被験体となり数々の実験をされる事となった。
始めは戦闘シュミレーション中の脳波測定など軽いものだった。
しかし次第にそれは人体実験の如く激しいものとなり、無数の電極を身体に付けられ、電流を流され、大量の薬物を投与され、身体や精神にありとあらゆる負荷を掛けられた。
全身の激しい痛みに声を上げる事も出来なかった。
『助けて!助けて!ブライトさん!ミライさん!セイラさん!カイさん!』
心の中でホワイトベースのみんなに助けを求めた。けれどその願いが叶う事はなかった。
僕の思惟を感じたミライさんやセイラさんが手を尽くしてくれていたけれど連邦の上層部の妨害を受け、なかなか僕を見つけることが出来なかったのだ。
結局実験は、僕が心配停止で意識不明の重体に陥るまで続けられた。
その頃ようやく僕の居場所を突き止めたブライトさんやカイさんの助けでオーガスタ研究所から出る事が出来たが、連邦の管理下から出る事までは出来なかった。
1年戦争の英雄を非人道的な人体実験の被験体にした事の隠蔽とニュータイプ能力を脅威とし、連邦に敵対する勢力へ奪われる事を恐れた連邦上層部により、意識を取り戻した僕は北米シャイアン基地の豪華な鳥籠の中に幽閉される事になった。

身体は徐々に回復して行ったがそれに合わせ、僕が脱走しない様にと薬物を常時投与され僕の頭はいつも霞みがかった状態だった。
その頃の僕はただ生きているだけの人形だった。時折ララァの気配を感じ、手を伸ばす。そしてララァに聞いてみる。
「あの時、シャアの同士になれって差し出された手を取っていたらこんな事にはならなかったのかなぁ。ねえ、どう思う?ララァ…」
ララァからは何の返事も返ってこなかった。ただ、優しく僕の心に触れていくだけ。それでもそれが唯一僕をこの世に繋ぎとめている安らぎだった。

そんな状態が数年続いたが、また僕への非人道的な実験が再開される事となった。
作品名:Lovin' you 1 作家名:koyuho