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シンデレラの花火大会

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夏ーーー

プール
花火
お祭り

もうすぐ、蓮くんと付き合って初めての夏休み!!

なのに、、、

「はいはいー静かに!40点以下の者は補講と追試があるからなー。夏休みとかないと思えー」

鬼(先生)が足を引っ張る

なんてこったい。

「仁菜子ちゃん!我が心の友よ。何点だったの?」
(ジャイアン?)
がっちゃんが走ってきて
「おおー!33点!仲間じゃないかー!仲良く補講受けようなー」

理想の夏休みがガラガラと崩れてゆく音がした、、、
神さまはなんでこんなにイジワルなのっっ!?

「はぁー終わった事は仕方ない、、、さて帰るか」
と蓮くんの方を見る仁菜子。
「蓮くん、帰る?」
ジッと自分のテストを見る蓮くん。
「すご!蓮くん、95点なの!?やっぱ数学得意だもんねー羨ましいー」
「あ。、、まぁ、うん。」
と心ここに在らずの蓮くん。
「どーかした?」
そこへ安堂くんがやってきて、すかさず蓮くんの手から答案を取り上げる
「え!?蓮、95点だったの??マジで?」
「あ、なんだよ勝手に、、、」と慌てる蓮くん。
「やっっっったぁ!初めて数学で蓮に勝ったーーー!!!」と大喜びする安堂くん。バツがわるそうな蓮くん。
「うるさい」
安堂くんの手から答案を取り返す蓮くん。
「95点に勝ってるんだって」
「次元が違うね」と項垂れる仁菜子アンドがっちゃん。
蓮くんが立ち上がり
「仁菜子。帰ろー」
「うん!」
「じゃあね〜、がっちゃん、安堂くん。また終業式にー」手を振る仁菜子。
「おぅ」
「またねー」
下足室で靴を履き替える二人。
「数学が得意とか蓮くんの頭の中どーなってんのか覗いてみたいよ」
「、、、」
(蓮くん、なんか元気ないなぁ。安堂くんにテストの点数負けた事そんなに気にしてるのかなぁ?)

『あ。蓮くん』
『いつ見てもかっこいいよねぇ!』
女子たちの囁きが聞こえる
『、、にしても、彼女。地味だよねぇ』
『フツーーーだよね!』
『元カノ、モデルって噂じゃなかった?』
『ほら?毎日ご馳走だとたまにお茶漬け食べたくなるとか言うじゃん?』
『なるほど〜』

(聞こえてますけど!?)

「仁菜子?行くよ?」
気がつくと、ドアの前で蓮くんが待っていた。
「あ、ごめんごめん!」
優しい笑顔で差し出すその手を握る。
(いーんだ。気にしないっ!)

「ね?どっか寄ってく?」と聞く仁菜子。
「あーーー今日はやめとくわ。帰って勉強する。ごめん」
テンション低い蓮くん。
「いーよいーよ」
(ほんとなんか元気ない気がするけど、、)
ふと駅のホームの花火大会のポスターに目を奪われ、足を止める仁菜子。
「今年、終業式の日なんだー」
「ん?花火大会か」
蓮くんもポスターをみる
「一緒に行く?」
「うん!!」
ぱあっと仁菜子の顔が明るくなる。
「やったー!蓮くんと花火大会行ける〜」
嬉しそうに飛びついて腕に絡みつき、子供のようにはしゃぐ仁菜子。
頭をかく蓮くん。
(ちょっとヤバイよねー俺)

蓮くんの部屋。
1人、勉強している蓮くん。
はーーーっと深く息を吐く。
メガネを外し、目頭を揉む。携帯を取り出す。
誰かに電話する。
「もしもし?俺だけど」
『なに?95点の蓮さん。96点の安堂さまになんか用?』
「なんだよそれ」
後ろが騒がしい事に気付く蓮くん。
「あ、今ダメだった?」
『がっちゃんとファミレス来てんだけど、蓮も来る?』
しばらく考えて蓮くん
「行くわ」

「おー蓮、こっちこっちー」
席にいるがっちゃんがはいってきた蓮くんに気付き手を振る。

「お待たせいたしました」
ウェイトレスさんが蓮くんの前にコーヒーを置く。
「で、どーしたの?」
と安堂くんがコーヒーを飲む蓮くんを覗き込む。
「別に」
「なんもなしで、俺に電話とかしないっしょ?ましてやこんなとこまで出てくるとか」
親指で首をかく蓮くん。
「まぁ。そーなんだけど」
「何?仁菜子チャンの事?」
「、、、、なんか俺、ヤバイんだよね」と切り出す蓮くん。
「勉強が手につかない、、、」
「え?」
きょとんとするがっちゃんと安堂くん
「こんな事今までなかったんだけど、会ってない時でもずーっと仁菜子の事考えちゃって…会ってたら会ってたで、なんかさ、どんどん、、、人前とかも構わずにさ、、、」
「ちょっ!蓮!キャラ違うし!」赤くなるがっちゃん。
「俺って、、、今まで気付いてなかったけど、、、、もしかして」
「変態なのかな?」
ずっこけるがっちゃんと安堂くん
「あのさーーそれ本気で悩んでるの?」
「うん」真剣な顔で2人を見る蓮くん。
「は、、ハハハハハ!!!」大爆笑するがっちゃんと安堂くん。
「蓮にそこまで言わせちゃう仁菜子ちゃんって、実は魔性?」涙目のがっちゃん。
「待って。笑いすぎだから」
「はいはい、ごちそーさま!」
「そーゆーの、惚気っていうんだよ!よく俺に相談しようと思ったよな」
「なんで急にそんなに、たかぶっちゃったわけ?キッカケとかないの?」と聞くがっちゃん。
「キッカケって、、、」
と、蓮くんの脳裏に初めて仁菜子が部屋に来た時の事が蘇る。
真っ赤になって口を押さえる蓮くん。
「なんだぁ?!やらしー」
「そーゆー事?そーゆー事?そりゃ頭がいっぱいになるでしょうーよ」
安堂くんが反応する。
「え!?何?なんなの!?」がっちゃん話が見えず焦る
「いや!ちがっ!」
「なんだよー教えてよー」
「つまりはムラムラしちゃうって事だろ」安堂くんが吐き捨てるように言う。
「え!?」がっちゃんが驚いて蓮くんを見る。
「だから、そーゆー事じゃなくて。」
「じゃ、なんだよ」
焦って言い訳しようとする蓮くんだが答えが出てこない。
「俺、やっぱダメな男なのかも、、、」
真剣に悩んでる様子の蓮くんを見て、はーーーっと深いため息を吐く安堂くん。
「バカか、お前は」
「そんなの当たり前だよ」
「好きな人と一緒にいたら、手を繋ぎたい。キスしたい。抱きしめたい。もっと触れたいってなるんだよ。ムラムラするんだよ。そんなの息吸って吐くのと同じくらいの生理現象だよ。バカ」
「仁菜子チャンの気持ちを無視しなかったら、別にどんどんさらけ出していきゃいいんだよ。付き合ってるんだから」
「いつも"かっこいい蓮くん"でいようとするから、そんなおかしな事で悩んだりするんだよ」
「俺は別にそんな事!、、、」
「あるだろ」と安堂くん。
なにも言い返せない蓮くん
「なんか拓海くん、かっこいいーーー」と羨望の眼差しのがっちゃん。
「言っとくけどな。俺は仁菜子チャンは諦めたけど、お前の応援なんてぜってーしないから」
「そのままグチグチいって、一生悩んでとっとと振られてくれていいんだぜ!」
「ははっ!」と軽く笑って下を向く蓮くん。
「ありがとう。安堂」
「だーかーらー俺は、、、」
「帰って、勉強するわ!次のテストは絶対、負けないから!」
「のぞむところだっつーの」
「じゃあなー」と清々しい顔をした蓮くんが帰っていく。
「、、、なんかやっぱかっこいいわ。拓海くん」
がっちゃんがほぅとなりながら言う。
「さっきの話。拓海くんは仁菜子ちゃんのこと好きだったって事でしょう?それなのに、、、」
「まぁ、、」
作品名:シンデレラの花火大会 作家名:ふじの