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神殺の罪

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一之話 懐刀


「さぁ!バシバシいくわよ!朽糸葉(クシバ)!兎次起(トジキ)!」

「待って!姉貴!兎次起が倒れたまま動かねぇんだけど!」

「身内とはいえ他人の命。自分の命守らなかったら鬼に食われるわよ!」

ヴァアアアアアア!!!
遠くから鬼の叫び声が聞こえる。

「兄さん、僕は良いから早く逃げて...。」

「兎次起を置いていくわけにはいかねぇだろ!守るのは兄貴の仕事だ!」

兎次起にそう言い、腰から一振りの小刀を抜いた。刀身は黒鉄に緑の波紋がかたどられ、光の反射で薄く桃色掛かっているようにも見える小刀を持ち、鬼の声のした森へ走って行った。

木から木に乗り移り、鬼へ向かっているこの男、名を漆視鬥 朽糸葉と言う。
漆視鬥家の長男で、今は自分より先に生まれ現在甲である姉、 漆視鬥 うつしの特訓を弟の兎次起と一緒にさせられている。特訓内容は鬼の被害に遭ったところに置き去りにし、討伐が確認されるまで監視され、家に帰れないというスパルタ訓練である。

「あー、姉貴本当許さねぇ。」
長く伸ばし纏めた髪の毛と短刀の柄頭に結んだ長く蒼い紐が速度に乗り移動した為大きく靡いている。

木の枝を乗り継いで進んだ先にそいつはいた。

鬼を喰らう、鬼の姿が...。


”下弦の鬼”を喰らう鬼の姿が...。
作品名:神殺の罪 作家名:白鏡 輪