小説を書いてる方自身への質問[小説コミュニティ]
一人称と三人称どちらが好きですか?
退会 ユーザー |
小説を書く時に、多く用いるのはどちらですか?また、その理由は何故ですか? 皆さん、どう使い分けていらっしゃるのでしょうか? こんな話には、一人称~とか、一人称、三人称にまつわる話を、ぜひお聞かせ下さい。 |
2010-09-27 19:43:09 |
コメント (18)
退会ユーザー 2010-10-10 16:50
基本は三人称視点ですね。
一人称となるとやはり視点となっているキャラの気持ちとかも考えて書かないと中途半端に仕上がってしまいます。
なので、融通のきく三人称で書いています。
以下、余談ですが……
一人称で進むラノベですごいと思ったのは「ラグナロク」「涼宮ハルヒの憂鬱」(どちらも角川スニーカー)でした
一人称で書きとおすならあのぐらいできないと駄目なのだろうなと思っています
退会ユーザー 2010-10-10 16:42
最近は三人称が多いですね。
自分の傾向として視点がぐるぐる移動するので、一人称だとどうもうまくいかないようで、自然とそうなりました。
視点、というよりカメラと言った方が近いかもしれません。
ただそれほど重視して書くわけではないので気にしてないといえばないかも……
だからわかりにくい作品ばかいなのです……orz
管理人 2010-09-28 12:54
皆様のご意見とても興味深く拝見させていただきました。
意見が重複してしまいますが……
以前文学の講義を受けたときに、一人称は心情、三人称はストーリーを重視する作品に使うと習いました。
私は一人称で書ける物語は無理せず一人称で、三人称は難しいので色々勉強しながら特訓していきたいです。
しかし一般的に一人称が一番書きやすいだろうと思っていたのですが、皆様それぞれ書きやすさに違いがあるようで、それもまた興味深い。
山下しんか 2010-09-28 12:07
私は執筆歴としては、一人称から入って、三人称に至ったタイプなのですが、今でも一人称で作品を書く事もあります。
三人称は、混乱しない程度に恣意的に視点をブレさせる事がありますが、基本的には固定です。
良し悪しや、どちらが優れている、というよりも、それぞれに利点、欠点があると私は考えています。
まず一人称は、書き手が主人公の心理を描きやすく、かつ、書き手読み手双方の感情移入をしやすい、というところが利点です。主人公のツッコッミ的な心理を軸としたコメディにも向いていると思います。ラノベでこの形式が多いのは、その為かと。
欠点は、主人公の視点から逸脱しづらいため、他のキャラの視点で多角的に物語を描けない、または描きづらいというところでしょうか。故に、主人公に準ずるキャラが多く登場する作品、いわゆる群像劇には不向きだと思います。
一方で、三人称視点は色々と融通が利きます。主人公の心理も、一人称ほどではありませんが、技術次第でそれに準ずる程度には表現できますし、視点のブレにもある程度寛容です。多人数の群像劇には不可欠な視点だと思われます。
欠点としては、ある程度の慣れが必要で、一人称に慣れてしまうと非常に書きづらい――というのは私の経験なのですが。
また、書き方によっては、読み手を制限してしまいやすいのではないかと思います。
以上は、私の主観による意見です。異論反論はございましょうが、一意見として参考までに。
紙森けい 2010-09-27 23:05
私はほとんどが三人称一元視点です。
視点を一人に固定しつつ(他の登場人物の心情は推量形で書きます)、状況、場景&情景描写を第三者的に書けるから書き易いんです。
三人称多元視点(神視点)は視点の切り替えが私には難しくて、「小説」と言うものを書き始めてからは使ったことがありません。
一人称は稗田さんが書かれているように状況描写に限界があり、苦手意識があるのですけど、少しずつ書く練習をしています。
だいたいは「回顧場面が多いので状況描写が説明的になっても不自然でない」「狭い視界で短時間の出来事」の話の時に、練習として一人称でチャレンジしています。
なので私の一人称はこちらに上げているのも含め、習作ばかりです(笑)。
退会ユーザー 2010-09-27 23:03
三人称が大の苦手の苦手です…。視点が自由すぎて、書いていて混乱してしまうんです(泣)
その点、感情移入できる一人称の方が、どんどん先へ進むのですが、心情が先走り気味になってることがよくあり、状況説明が置き去りに…。
作品的には、一人称の方が多いですが、なぜか今執筆中のは、三人称……。
皆さんの意見、すごく参考になります!
退会ユーザー 2010-09-27 22:09
ここで公開している作品では一人称、三人称の作品が同数程度ですが、普段書いているものとしては三人称の方を多く用いています。
別コミュの方でも少し話をしたのですが、一人称だとどうしても状況描写に制限がある(主観キャラの見ているものしか描けない)という制限があり、僕の場合だと説明し過ぎになったり逆に説明不足になり過ぎたりと、今ひとつ作品が安定しないためです。
「こいつ何でこんなに周囲の観察してんだよ、どんなに暇人なんだよ」と自分でツッコミたくなるぐらいの有様になることも多々あり……。
三人称はその点、神様視点なので、どれだけ情報量を詰め込んでも何となく流しやすい、という利点があるような気がします。
……まあ全体的に重く、読みにくくなるので、読者からも流されやすいんですが……。
個人の心情が深く作品全体に関わってくるような話の場合(たとえば恋愛、ホラーなど、主人公/各キャラの心理状態──愛憎や恐怖──そのものが作品の主題になるようなジャンル)は、個人の内面を深く掘り下げられる一人称が。
逆にファンタジー(特に剣と魔法的な世界観)、SFなど、世界観そのものが主題になるようなジャンルの作品には、三人称が合うのではないでしょうか。
アリス・スターズ 2010-09-27 22:05
昔はもっぱら一人称でした。語り手がいて、その視点からの出来事を書いていたからですね。
今連載中の長編は三人称で書いています。視点が一時的にでも動く予定があるときは三人称です。だって一人称に三人称が途中で混じるとおかしいことになりますし。
視点を動かす予定がない場合、もしくは短編など視点の動かしようがない場合は一人称で書きます。