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獄寺百花@ついったん
獄寺百花@ついったん
novelistID. 7342
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6918

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貴方は僕の気持ち、
知る気が無いようだね…


…咬み殺すよ。



~雲と霧と髑髏と~



「クローム、体は大丈夫ですか?」

「はい、骸様…」

「無理をしてはいけませんよ…」
「ありがとうございます。
でも、大丈夫です…」

「それならよかった…」

六道骸とクローム髑髏。
契約者同士にすぎない関係。

だが…

何故か骸はクロームに過保護になる。

その事実を唯一人、快く思っていない者がいた。


…雲雀恭弥。


彼は並盛中の風紀委員長であり、六道骸の恋人でもあった。

「…あいつは僕のこと、何だと思ってるの?」

苛立ちを込めてつぶやく。
届く筈のない声を、六道骸に向けて。



いつもの放課後、雲雀は見回りを終え応接室にいた。

夜の巡回まで一眠りしようとした、その時…

「恭弥!」

「…貴方か。僕に断りも無く応接室に入っていいと、誰が言った?」

「恋人が遊びに来たのに…
つれないですねぇ、恭弥はっ」

「…うるさいよ。
何勝手に恋人面してるの…」

雲雀は少し悲しげに言った。
骸は動揺し、「恋人面…?」と言った。

「僕は貴方の恋人ですよ、恭弥…。恋人面等していませんっ」

「じゃあ、女と嬉しそうに喋っていたのはどこの誰?」

「…え?」

「眼帯をした女だよ。
髪型が君とよく似てる。」

「…クハ!」

「何がおかしいの?…咬み殺すよ!?」

「君が言っているのは、契約した者の名前ですよ。
君と恋人だということは話してありますし、応援するとも言っていました…」

「………」

「えぇ、よく世話をしているのは、まぁ親子みたいな関係だからですかね…」

「親子…?」

「だから決して、クロームと恋人同士とかではないですよっ」

すると骸は、雲雀に顔を近づけてこう言った。






(恋人は、貴方だけです…恭弥。)






「…な、別に僕は貴方の事好きじゃないっ」

「もう~恭弥は照れちゃって☆
ツンデレ発動ですかっ♪」

「ふざけないでよ、咬み殺すよ?」

「本当に恭弥は可愛いですっ
喘ぐ時はより一層可愛いですけどね☆
特にイク直前が…」

「………咬み殺す。再起不能にしてあげる…。」

「え?恭弥?
あ、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁあ………」


こうして、夜はふけていった…






…fin
作品名:6918 作家名:獄寺百花@ついったん