6918(18誕)
いつもの朝、並盛中風紀委員長の雲雀恭弥が目を覚ますと、
目の前に大きな箱があった。
真っ赤なリボンがかけられ、ご丁寧に(開けて下さい☆ 骸)
とまで書いてある。
「一刻も早く出て来なよ。
でないと、咬み殺すよ?」
「……………………」
「…チャキッ」
雲雀は大きな箱に向かって
トンファーを振り下ろそうとした。
…その時
「愛してますよ、雲雀恭弥く~ん☆☆☆」
「うざいよ、君。」
「せっかくの恭弥君の誕生日に
僕がプレゼントになってあげたのに…」
「僕は何も頼んでない。」
「とにかく、貰って下さいよ~
あ、言っておきますが、
僕が攻めですからね!!!」
「咬み殺されたいの?」
「まったく~照れるとかわいいですからね、恭弥君は★」
「うるさい。普通に誕生日祝う気はないの?」
「…ツンデレですか♪
もちろん、祝いますよ~
誕生日おめでとうございます、
恭弥君!!」
「…礼は言わないよ。」
「さ、まずは誕生日ケーキを…」
「あぁ、食べるの?」
「そうです、恭弥君の全身に塗って僕がおいしく頂…」
ザシュッ、グサ…
「痛いです、恭弥…(T-T)」
バタッ
「…変態。」
骸は夜まで起きることはなかった…
…fin
作品名:6918(18誕) 作家名:獄寺百花@ついったん