G初
全く貴様と私はどうかしておるぞ…
~怪我~
イタリアマフィア界の頂点に君臨する、ボンゴレファミリー。
その初代ボスをつとめる男、ジョット。
彼には優秀で頭がキレる右腕がいる。
ジョットの昔からの幼なじみであり右腕。
…兼恋人。
「…今日も長い仕事であった。」
「だけどよ、何で俺に指示をくれなかったんだ?
俺が動けば絶対にあいつらを捕まえられたがな…」
「G、お前らしくないぞ。
私はお前に対する身の危険を感じたから指示を出さなかったのだ。…お前が怪我をするのは、もう見たくない。」
「ジョット…。」
Gは少し前の襲撃の時、右足の太股に敵マフィアから銃弾を受けた。
その事をジョットは気に留めていたのだ。
「…G。まだ痛むか?
右足が…」
「…まぁ、大丈夫だ。
そんなに大した怪我じゃねぇよ。」
「本当か?
…無理はしていないだろうな?」
「そんなに心配することでもねぇよ。
あ、しいていうなら…」
「?」
Gはいたずらっぽい笑みを浮かべこう言った。
「てめぇが舐めてくれたら、早く直るかもなぁ?」
「な………わ、わかった…。」
「やってくれんのか?」
「あ、あぁ…」
ジョットは頬を赤らめながら、Gの前に膝まずいた。
「ん…ぁ、ふ…」
「何でそんなエロい声出してんだ?」
「んぁ…う、うるさい…」
「気持ち良くなったのか?」
「あぁ…、ん…はっ」
「…もういいぜ、ありがとなジョット。
無理言っちまって悪かったな…」
「G………んぅ」
二人は深いキスをした。
「G…もっとぉ、頼む…」
「…ならこっちこいよ。」
「あぁ…G…」
END
作品名:G初 作家名:獄寺百花@ついったん