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チョコレート
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novelistID. 7958
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どうかしてる~伝えない気持ち3~

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「あ、おはよう佐藤くん。今日もガンバろうね♪」
「…………」
「…何?僕の顔に何か付いてる?」
「何でもねぇよ。さっさと仕事しろ」
「…うん。でも何か理不尽さを感じ」
「相馬」
「は~い」
「…………はぁ」


俺は最近、どうかしてる。



「今日は何か楽しいことあるかな~♪」
「あ、相馬さん!おはようございます!」
「おはよ、種島さん。そういえば、今日学校で身体測定だったんだよね?」
「そうなんです!身長が1センチも伸びてたんですよ!」
「うん知ってる。良かったね~♪でも体重が」
「きゃああああああああああ!!!言わないで下さい!
 ていうか何で知ってるんですかっ、も~~~~っ!!」
「あっはははは!」

 ………あいつ、ホントどこから情報仕入れてんだ。ていうか仕事しろ。
 可愛い顔して笑ってんじゃねぇ………………いやいやいやいやいや!待て俺。

「どうしたの佐藤くん」
「………何でもねぇ」

 落ち着け俺。

「佐藤さん、顔赤いですよ?」
 
 ………………。

「黙れ種島。縮めるぞ」
「ヒィッ!……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
「あっ、種島さん!…行っちゃった」
「………。」
「もう、佐藤くん何であんなこと言うの!種島さんが可哀相だよ」
「お前、顔が笑ってるぞ」
「えっ?あ~、そう?えへへ、だって面白かったんだもん♪」

 うわ可愛い。ってオイ俺………もういいや。

「仕事しろ」
「は~い。あ~楽しかった!」




この間、伊波に殴られそうになった相馬を助けた。
その時意図してそうなった訳じゃないが、腕を引っ張ったら俺の胸に倒れ込んで来たから、抱きとめた。
何つーか、ビックリした。
軽いし、華奢には見えねぇけど、腕の中にすっぽり収まったから。
男なんて抱きしめたことねぇけど、もっとごっついもんじゃねぇのか。



それ以来、相馬を相手にすると調子が狂う。
抱きしめた時の感触がよみがえる。笑顔をもっと見たいと思う。



ホント、どうかしてる。