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「本当は第3新東京市の景色をミサトさんと見たとき、ビルの光の反射がひどくて、よく見えなかったんだよね」
 そういうこともあるよねなんて呟いたらアスカが大きな欠伸をした。
「きれいっちゃきれいね。きれいよ」
 あまり話を聞いていなかったらしいアスカは、珍しく綾波への接触を許すようにその肩に手を置いている。馴れ馴れしいと思ってしまったものの綾波自身は無表情のまま僕を見つめていた。首を傾げれば口を開いた。
「もっと上から見たほうがいいわ」
 上から、と綾波は右手の人差し指を上にさす。意味も無く僕とアスカが空を見上げた。母さんの墓で見たときの綾波はヘリに乗っていたことを思い出したけど、ここもきっと十分に高い場所だと思う。がしゃんと大きな音を立てて街が完成していく。ついでに空も暗くなるよと僕らの実感を湧きださせて、そのまま橙色が黒ずんでいった。
「飛ぶ機会って墜落したら確実に死ぬわよね」
 アスカはわざとらしく肩を竦めたけど、エヴァに乗っている方が死ぬ確率は高いのではないかと少しだけ思った。でも平常時でも交通事故に合う可能性も、とそこまで考えて若干気分が暗くなっていることに気付く。
「誕生日祝いってこうなの?」
 ただ3人で集まって街の風景について語り合っただけだった。もう帰ったほうがいいのではとアスカと綾波を交互に見る。
「今日はファーストの部屋に3人で泊りこみます」
 得意げに人差し指を立てたアスカが意地悪く笑った。
「いいの?」
 勝手なこと言われてるけど、そんなことを考えたけど相変わらず綾波は表情も無く投げやりに頷いた。
「祝うものがない」
 一言だけ口にされた言葉に、何も用意してないのか、とちらりと思ってしまう。でも用意されているほうがきっと驚いた。
「友達っぽいこと」
 してみたいじゃない、なんてアスカが言って、言わなかったけど僕は嬉しかった。



2010/06/06
シンジくん誕生日おめでとうございます大好きよもう何年も前からあなたに恋焦がれてました!!!
作品名: 作家名:ナレ