サミュエル…?(普独)
「はははっ旨いな~兄さん!」
「あぁ、旨いな」
「いいのか~こんなに呑んで」
「あぁ、イイぜ。どんどん呑みな」
昨日偶然アメリカに会った時に、このビールをもらった(奪った)
『サミュエルアダムストリプルボック』
度数17.5。最早ビールじゃねぇ。
この度数を旨いと感じるかどうかは微妙だったが
ヴェストがどんな風に酔うか、想像しただけで緩む口元を止められなかった。
そして、帰宅早々『良いビールが手に入った』と言えば
案の定、ヴェストは上機嫌でそれを口にした。
「兄さん~暑いな~」
「じゃあ脱がないとな」
「うん。脱ごう。暑い時は脱がねば…」
「こらこら、呑みながら脱いだら零れるぞ」
「あ、ほんとだ…零れた…ははは」
「しょうがねぇな~じゃあこれも脱いじまうか」
「あぁ。これも脱ぐ。ん?それじゃ下着だけになってしまうぞ?」
ゆらゆらしながらポイポイと服を脱いでいくヴェストは
すでにパンツ1枚。
俺は日本から貰った『こどもびいる』というものを呑んでいるから平気だが
こんなヴェストの姿を見たら酔ってなくても頬が染まっていくのがわかる。
「そういえば…俺は昔から気になってた事があるんだ」
「ん?兄さん何か気になるのか?」
「あぁ。よく『酔うと勃たない』って言うだろ?あれは真実だと思うか?」
「むー…、わからん」
「疑問は解決する為にあるとは思わないか?ヴェスト」
「そうだ!疑問とは解決する為にあるのだ!人は探究心を忘れてはならんのだ!!」
「だよな?じゃあ解決しよう!」
「あぁ!……ん、?」
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しっかり実行されました(笑)
『サミュエルアダムストリプルボック』はネット徘徊中に見かけたものです。
酔ったルート、想像しただけで可愛いです(玲音フィルター)
2009/05/25
作品名:サミュエル…?(普独) 作家名:玲音