日誌は灰になり空へ
『シズちゃんは今日も死んでくれなかった…明日は死んでほしい』
とかかれていたことにかなり痛めた奴が
『お前こそ死ね。』
とわざわざ書いてきてくれました。
かなり感動した俺は何か書かなくては、といろいろ考えたあげく、
『嘘、シズちゃんのことすきだよ。』
て書いてあげると返事がありませんでした。
そんなシャイな奴のことがときどきすっごくかわいいなぁ、と思います。
ていうか俺の番の日誌もちゃんとチェックしてくれてる奴のことがいとおしくてたまらなかったので、
今日も学園のいっちばん上からあいつが面倒事に巻き込まれるのをにやにやして見守ってます。
『好きだなぁ。俺が見てないとこで死んだら許せないくらい。』
ぶあ、て炎をあげて日誌は燃えて、灰が高くまでのぼっていった。
俺たちのことを知っているのは俺たちだけでいいのだ。