二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
フレンドボーイ42
フレンドボーイ42
novelistID. 608
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

【完全読み切り】獨

INDEX|1ページ/1ページ|

 
「俺のパートナーはこのピカチュウだ!」
 「なにを!いけっミズゴロウ!」

 …いいよなあ人気者は。

 俺のパートナーなんて、能力はそこそこなのに他のやつには使ってもらえないんだぜ。そんなのどうすんだよ、みたいな。

 #

 水・毒ポケモン。ハリセンボンに似ていることからつけられたその名前はハリーセン。
 子供用の図鑑から図鑑文を抜粋した。
 
 *
 
 のみこんだ みずの ちからを りようして ぜんしんの どくばりを いっせいに うちだす。およぐのは ちょっと にがてな ポケモンだ。 ぜんしんの どくばりを とばすため 10リットルの みずを いっきに のみこみ からだを ふくらませる。 ぜんしんの ちいさな ハリは うろこが へんかしたもの。ささると どくで きをうしなう。あいてが おおきいほど からだが はれつする げんかいまで みずを のみこみ からだを ふくらませる。

 *

 本当にろくな事を書かれないっていうか。

 「ポッター、どうした?」

 「死にたい…」
 
 「おい、どういったことがあるんだよ」
 「だってずっと道夫君に迷惑かけてるだろ」
 「何を言ってるんだよ」
 「だって僕がバトルに出たってエスパーや電気技ですぐやられるし、能力もそこそこすぎるし、もうどこでも活躍する場所はないよ」
 「そんなこと…」

 #

 でも次の日あいつは死んでいた。高い二階から一階に飛び降りたのだ。

 「…」

 よく考えればバトル向けじゃない。
 バトルなんだから強いやつを使えなきゃあ。

 #

 もちろん、そんなので勝ってもつまらないのだが。
 あまりに周りより強くなりすぎた僕は、実力を試すためにリーグの四天王、カリンに勝負を挑んでみた。

 結果は、惨敗だが。

 #

 「あなた、自分のポケモン好きじゃないのね」

 #

 「……」

 #

 The Pokemon who I liked the best of all had already gone to hell.
 I don't like other Pokemons at all.

 That's why I get to become a member of Team Rocket.