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情報屋→創立者 「愛してる」「愛してほしい」

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僕は人間を愛している。
これは博愛主義といってもよいかもしれない。
しかしそのなかで例外があるんだよ。
まあ、その例外にもいろいろあってね、シズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかシズちゃんとかは例外で死ねばいいとか思ってるんだけど。
で、君も例外でね。
違うよ。
そんな期待に満ちたまなざしで見ないでよ。
悲しいな。
そうじゃなくて、僕が君を、愛、愛、愛してるんだ。
僕は人類を等しく愛している。
けれど君はそうじゃない。
人間に対しての感情が「愛している」なら、君に向ける感情は「愛し、愛されたい」だよ。
君以外からの僕への感情はどうでもいい。
けれど君からの愛が僕はほしい。
ん?どうしたんだい?変な顔して。そんな顔も可愛いけれど。
ね、帝人くん。





「愛してる」





君からの愛が欲しい。
ずっと君を腕の中に閉じ込めておきたい。
君のその表情一つ一つが僕を満たしていく。









「僕は、君を、愛していると、ここに、宣言するよ」





彼はそう耳元で宣言して群衆に混ざって消えた。
僕はそれをただ見ていた。
しばらく見て歩きだす。





「今日の夕飯はなんにしようかな」





(もうめんどくさいし、みそ汁と魚でいいや)(そういやなに言ってたんだろ)(周りがうるさくてあんまり聞こえなかった)(そういえば醤油が少ししかなかったかな)(なんでだろ)(最後になんて言ったんだろう)