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メイキング…じゃないような気がするんだが

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「このネタは文章に起こしたい」と思うタイミングについて。
大抵いつもお題か登場人物の台詞が部分的に降ってきて、そのシーンが映像として浮かびます。メインシーンの画が浮かばない=絶対それ以上筆が進まない、の定理が自分の中にあるので、そのネタについて筆をとるか取らないかは結構そこで決まっている…気がする。

今回は「それでも君が離れないのはなんでだろうね?」というタイトルから、5巻口絵の静雄の後ろ姿がイメージとして下りてきました。自分が原作好きというのもありますが、袖口を掴む手を決して握り返そうとしない姿勢があの画の中で結構強烈なインパクトとして残っていたので。
また、挙げられていた上記のタイトルを見たとき、現状では茜に対する質問として、同時に未来における静雄に対する投げかけとして。二つの意味から捉えて使えないだろうかと考えて、全体の雰囲気を決めていったように思います。

そこから日常の描写の中で、現在の静雄と茜、将来の静雄と茜の関係性をどう形にしていくか、という中身を練っていきました。書き出すうちにまた別案が持ち上がってきて、結果難航したりと二転三転(そして完成が遠のく)


キャラクター、世界観を損ねないように、ということが自分の中での第一義。そこはいつも物凄く念頭において書いています。口調、台詞の間、小道具や特筆すべき容姿なども文中に挟み込みながら、無理のない範囲で動かせてるかどうか常に悶々と考えている状態。
偽物になりすぎず、でも自分の書きたい姿に近づける…悩みは尽きないですが。
キャラクターの性格、人物背景、思考の幅、周りの人物との関係性。それらを自分の中である程度しっかり固めてから書くようにはしています。
原作の描写を書きだしたり付箋を貼ったりしながら、キャラクターの思考や行動の原理原則に筋を通していく作業というか。そこから自分なりに考察を重ねて、それぞれのキャラクターの変化や成長の可能性を探っていきます。

自分はできるだけ原作に準拠させた上での二次創作、という形をとりたいタイプの人間なので、その世界観の中で無理のない、「彼」や「彼女」の軸をキャラクター一人一人に立てていって、そこからキャラクター同士を絡めて会話させていきます。


特に今回は時間軸を原作に近い位置に持ってきていたので、書いてていつもよりだいぶ気を張ってた気が…します。
将来に時間軸を置くなら結構無茶苦茶でも書けたりするんですが。


閲覧する際の環境がWEBなのか携帯なのか、または縦書きなのか横書きなのかで読み手に与える印象がだいぶ変わると思うので、文章の長さから区切りの位置まで、読み手側から見てどうだろうか、と思いながら作品全体のバランスを決めていくことが多いです。
推敲も、読み手が目を通したときにリズムとして詰まるところがないか、というバランス調整の意識が強い気がするな…
推敲中にがさっと文まるごと削り取ったりもしますが。


私はいつも会話を放り込むタイミングがうまく掴めないので、どうしても「」の台詞が少なくなってしまいます。後は一文が長いよね…簡潔でスッキリとした文章を書けるよう、目下勉強中です。


…あれ、これどのあたりがメイキング?
文章の書き方や構成というより、どういう切り口や目線、文字書きとしての立ち位置でモノを書いて、完成まで持っていくか、という感じになってしまいましたが…まあいいか。
基本、本文打ち込みの際に、描写の波が来てノッてるかノッてないか、で完成までの期間は決まります。まあなんてアバウト。…すいません。

以上!
お粗末さまでした。

ここまでお目通し頂き、ありがとうございました。