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ねぇ俺は・・・

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ねぇ、俺はどこまで君に尽くせばいいの?

自分より背の高く引き締まったほっそりとした肢体を組敷き臨也は興奮を覚える。
「シズちゃん。可愛いよ。」
肌にはわせる手は優しく、あえぐ静雄の呼吸を奪うように唇を重ねた。
「うるせぇノミ蟲、さっさといかせろ…。」
可愛くない口を叩く姿がどうしようもなく可愛くて臨也繋がった下半身の動きを早めた。

している最中のシズちゃんは可愛くて、終わったあとはとても可愛くない。
臨也はそういつも思う。事後にシャワーを浴びて戻ってくると先にシャワーを浴びた静雄は既に臨也のベッドを占領して臨也に背を向ける形で眠っている。
「シズちゃん飲み物とかいらないの?」
冷蔵庫からミネラルウォーターのボトルを取り出し口をつける。静雄からの答えはない。
「ねぇシズちゃん。起きてるんでしょ。」
ここで下手にからかえば問答無用の鉄拳制裁が降り注ぐので臨也はつとめて真面目な声で静雄に話かけた。水のボトルをサイドボードに置き自分もベッドに入る。セミダブルのベッドは男二人だと正直きつい。
「明日さ。一緒に大きいベッド見に行かない?」
壁と向き合っている静雄の白い項を見つめた。
「ねぇなんか俺君を怒らせるようなことした?した後いっつもそうじゃん。」
チュッと項にキスを落とすと静雄は振り返りギロリと臨也はにらむ。
「うるせぇ黙れ。」
そしてすぐにまた臨也から顔を背けてしまう。
臨也は静雄を背後から抱きしめ、角ばった手を優しく撫でた。
「柄じゃないけどさ。もうちょい触れあいたいな。俺、シズちゃんのこと愛してるから。」
すると静雄は突然起き上がると臨也をにらみつけ。
「テメェはペラペラペラペラ恥ずかしいこと言いやがって、聞いてる俺の気持にもなれ!終わったあともベタベタ触れてくるし…恥ずかしく…なるだろ…。」
最後の方は墓穴をほったことに気づき顔を赤くしてうつむいてしまった。
臨也は優しく静雄の頬を手で包むと額をくっつけ。
「恥ずかしいこと沢山言いたくなるくらいシズちゃんが好きってことなんだ。許してよ。」
そして反論を封じるようにキスをした。
作品名:ねぇ俺は・・・ 作家名:由々子