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えらこ@ついった
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【イナズマイレブン】 マクディラ 勉強ネタ

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試験数日前。俺はディランと共に試験勉強をしていた。
「……Hmm~、マーク……ミーにはやっぱり難しいヨ」
 アイガードに隠れた瞳は、おそらく涙目だろう。
 ディランは勉強が苦手だ。特に数学と理科は鬼門らしい。
「もう少ししたら試験期間なんだから、無駄口叩いてる暇があったら公式の一つでも覚える努力をしたらどうだい?」
 ディランが苦手な科目を得意とする俺は、こうして個人的に家庭教師をしているわけだが……、しかし、やる気が見られない。
「マーク! マークこそ自分が苦手な歴史や国語の勉強はバッチリ出来てるノ?」
「俺はいいんだよ。苦手といってもディランのように赤点を取ったことはないよ」
「Hmm……マークはさっきからお説教ばっかりだネ! ミーもうあきちゃったヨ……」
 シャープペンを放りだして、ぬいぐるみを抱きしめて俺のベッドに転がるディラン。小さな頃からベッドサイドに置いているユニコーンのぬいぐるみは、俺のお気に入りから今ではディランのお気に入りにとってかわっている。なんでもこの感触はこのユニコーンじゃないと得られないんだとか。
 ぬいぐるみだけじゃなくて、俺の部屋にはディランのものやディランが気にいったものが色々と置かれている。鏡の前には彼のアイガードケースなんてものまで置いてあって、
まるで一緒に生活しているかのようだ。
「ディーラーン? 勉強がまだ山のように残ってるぞー」
「もう数式と化学式ばかり、つまらないヨ……。ミーはそんなことよりも、マークともっといいことしたいんだけど……」
 ディランを跨ぐようにして、俺はベッドに乗っかった。アイガードを外すと、その下にはエメラルドのような澄んだ緑色の瞳が潤んでいた。
「今日は……その手には乗らないぞ?」
「とかなんとかいって、マークも案外その気になってるんじゃなイ……?」
 俺のふわふわした髪――ディランがそう表現する――に手を入れ、指で梳くディラン。
「ディラン……手加減しないからな?」
「上等だネ!」
 髪を梳くその手を取って、観念した俺はユニコーンのぬいぐるみを邪魔にならないところによけてディランに覆いかぶさった。


おわり