二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

キリルとシオ

INDEX|1ページ/1ページ|

 

「ねぇ、最近……君、よく一緒にいるあの男の子に、少し冷たいんじゃないかな?」

「スノウのこと? ……うーん、そうかなぁ……」

「話しかけられても、
『スノウか…』
とかで済ませてるように思えて仕方ないんだ最近特に!」

「別に────そんなことは」

「たしか、はじめのうちは
『なんだい?』
て、普通に受け答えてたと思うんだけど…………」

「そうかなぁ…」

「それに彼も、何だか近ごろ暗くて……たまに
『シオが……』
とか呟いてるのを見ちゃったから、どうしても……それが原因なんじゃないかと」

「そんなことないよ、スノウが暗いのはいつものことだから、気にしないで」

「……そうなの?」

「うん。だから忘れてよ、もう大丈夫だよ」

「大丈夫って、何が」

「それじゃ、僕ちょっと用事があるから」

「…………あ、うん、引き止めてごめん」

「いいえ(ニコ)」
作品名:キリルとシオ 作家名:きじま