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お買い物

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ある休日、僕と静雄さんはスーパーに来ていた


~お買い物~


何でこんな所に2人でいるのかというと静雄さんが僕の手料理を食べてみたいと言ったからだ

そんなに料理が得意ってわけじゃないんだけど大丈夫かな・・・・・・


「静雄さんは何が食べたいですか?」
「そうだな……別に何でも良いが和食かな」

「和食ですか、わかりました!」

静雄さんはファーストフードばっかり食べてそうだからな
なるべく野菜を使ったメニューにしよう

「ほら、カゴかせ」
「ありがとうございます」

静雄さんにスーパーのカゴ
違和感が……

バーテン服にカゴってだけでも珍しいのに
静雄さんって……

でも、何だか可愛い……

「ふふっ」
「何だよ帝人」

「なんでもありませんよ」

さすがにこんな公衆面前の中で可愛いなんて言ったら怒られそうだから
これはまた部屋に帰ったら言うことにしよう

「たくっ……行くぞ」
「はい!」

さっきとは違って
笑っているからか静雄さんはそれほど突っ込んで聞いてこなかった

僕は静雄さんの持っているカゴに野菜やら肉を入れていき
さらにはお米まで

「静雄さんって本当に凄いですよね。そんなに軽々と」

静雄さんの家には何も無いとのことで
両手の荷物はいっぱいになっている

「今更だろうが」

確かに今更だ
なんたって日常ではごみ箱やら標札やらガードレールやらを投げ飛ばし振り回してるのだから
それでもやっぱり

「今更でも凄いものは凄いんです。カッコイイですよ」

自分が出来ないことを出来る人は凄い

「なっ行くぞ!」

でも
こんな凄い人でも僕の一言に照れて顔を赤くする
これが噂のギャップ萌えってやつなのかな……

そんな事を考えてるうちに
静雄さんは足早にレジに向かっていた

本当にかっこよくて可愛くて
素敵な人だな静雄さんって

「大好きですよ静雄さん」

「何か言ったか帝人?」
「いえ、それより行きましょ!」

僕は静雄さんを追い抜いてレジに向かう
静雄さんは不思議そうにしながら僕の後ろを歩くのだった



End

作品名:お買い物 作家名:神郷