【ヘタリア】一人が好きです。ごめんなさい。
ギルベルト・バイルシュミット。
ルートヴィッヒを弟に持つ人物(旧・国)。
彼はいつも一人。
「ほんっと、お前の触り心地俺好みすぎるぜ」
友達は、頭に乗せた小鳥。
それだけ。
彼はいつも一人。
「なぁ、ローデリヒ…」
「おやエリザベータ、どうしたのです?」
「あっ、ローデリヒさん!それが…」
昔馴染みの相手に話しかけても、無視される。
彼はいつも一人。
「おいヴェスト!」
「菊、フェリシアーノを見なかったか?」
「はい、先ほど向こうに走って行かれましたが…」
「フェリシアーノォォ!!!」
弟は国だから。
いつも、兄より菊とフェリシアーノ。
彼はいつも一人。
彼はいつだって一人。
彼はなにをしていても一人。
紛れもない事実。
それでも彼は。
ギルベルトは、一人のままで。
一人でいることを好きでいる。
だから、たまに、ごくたまにルートヴィッヒやローデリヒが話しかけても。
「一人、楽しすぎるぜ」
「一人は気が楽でいいぜ」
「一人好きすぎるぜ」
一人が好きです。 一人なんて、嫌だ。
二人より、一人が好きです。 一人より、二人がいい。
一人が、好きです。 大勢が、いいです。
一人が好きです。ごめんなさい。 「一人が好きです。」嘘です。ごめんなさい。
お前は、一人やないで。
お兄さん達が、いるでしょ。
辛いなら、弱音吐いても、いいんだよ。
やっと感覚戻ってきた…?
それでもまだ何がしたかったんだ感が残っている。
ギルだって、寂しいんですよ。慰めてあげたくなったので書いてみました。
お題配布元様は、キャプションからどうぞ。
作品名:【ヘタリア】一人が好きです。ごめんなさい。 作家名:緋色の白夜