二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

私のために祈って下さい

INDEX|1ページ/1ページ|

 
迷いは、なかった。
 できないことなど何にもなかったけれど、それゆえの不自然さを一番わかっていたのは自分自身だ。光に弱い赤色の虹彩は先に進んだものの証左だけれど、おそらく自分は不自然なほど先を行き過ぎている。
 いまはまだ何もかもをかるがると飛び越したところにいるけれど、いつか自分も追いつかれて、そして、追い越されていくだろう。

 だから、どうかそのまえに。

「終わって?」