【銀魂】木曜日の夜の【銀神】
「明日面白い事が起こるヨ」
神楽は銀時の布団にもぐりこみながら云った。
暑いからどっか行けよ、そう云いながらも上掛けを捲り上げて銀時は彼女を迎える。
「何?面白い事って」
パフェ食べ放題に行けるとか、銀時は問う。
「さあ」
私にもよく分からないアル、答えながら神楽も果たして何が面白いのだろうかと疑問を抱いた。
「まあ、何か一個くらいは毎日面白い事が起こるさな」
銀時は間延びした口調で云う。
言葉が途切れた直後大きな欠伸が漏れた。
「今日は?」
暗がりの中でも神楽がこちらを向いているのが分かる。
今日は眠たいのになあと半分眠った頭で思いながら銀時は取り敢えず形式的に答えた。
「何が今日はなの?」
「今日は楽しい事無いアルか?」
「楽しい事あったがいいの?」
「もち」
はいはい、おっさんくさい口調で云いながら銀時は神楽を引き寄せた。
作品名:【銀魂】木曜日の夜の【銀神】 作家名:おねずみ