う゛ぉーかろいど
青年達は共にいる時間はのんびりまったりと過ごしていました。
その為に…仕事にはほとんど手をつけず、紙の山は日に日に増えていく一方です。
お互いの上司は困り果て…2人が確りと仕事をするような対策はないかと考えました。
そして…互いの形をした『う゛ぉーかろいど』を作成し、2人に手渡そうと決心しました。
やがて『う゛ぉーかろいど』が完成し、青年達は相手の姿、形をした『う゛ぉーかろいど』を受けとりました。
2人は少し寂しいと思いながらもとても喜び、お礼を言うと互いの仕事へと戻っていきました。
それから、彼ら自身が会う回数は月を重ねるごとに少なくなっていきました。
不思議に思った上司は彼らに尋ねました。
『おい…もうあの國とはいいのか?』
『え…?何を言ってるんですか?ここにいるじゃないですか。』
彼は横にいる『う゛ぉーかろいど』を指し、幸せそうに笑いました。