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【ノマカプAPH】 弟妹たちからの証言【亜細亜視点中越】

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※人名・愛称、にーにが兄貴で越っちゃんが姉貴。



「王さんと越さんの関係について、ですか?」

少年のような顔立ちをした老人は、困ったような表情を浮かべ、顔にかかった少し長めの黒髪を耳にかけた。

「あなたが望むことをお話できるか分かりませんが…私達に出来る限りのお話はしましょう。」
「で、何が聞きたい的な?一ヶ月に何回寝るかとか?」
「あああああ、香くん!何を言ってるんですか!第一そういうのはプライバシー…」
「冗談冗談。本田さんそんなに叫んだら良くない的な。」

眉毛が若干太めの少年がやれやれという表情をする。

「兄貴は姉貴にベタ惚れなんだぜ!」
「越っちゃんも何だかんだ言ってせんせいのこと大好きよー」

くるんとした毛のある特徴的な髪型をした少年と、ロングヘアーに花の髪飾りをつけた、アホ毛の飛び出た少女が交互に言う。

「そうですね、お互い年を取りすぎたせいかなかなか素直になれないみたいですが、なんだかんだで大切に思っているようですよ。」
「せんせい、“なかなか素直になれないある”って悩んでたよー!」
「越姉はツンデレ的な?」
「だから俺らの前では全くイチャイチャしないんだぜ!」
「まあ、大人ですしね。」
「でも、見えないところではラブラブなんだぜ!」
「その関係がおいしいよ!」
「もどかしく思うこともありますけど、二人の噂話などを聞くと年甲斐もなくニヤニヤしてしまうんです。」

最年長の彼がそう言うと、花の髪飾りの少女が大きく何度も、残りの二人がコクンと一回うなずく。

「たまにからかったりしちゃいますけど、とにかく私達は二人のことを応援しているんです。」

まあ、応援するまでもないんですけどね…そう言って四人は各々笑顔を浮かべた。


【終】