ただの世間話ですよ
「なんだ。いきなり。お前には関係ねーだろ」
「いーじゃないですかー可愛い後輩のちょっとした好奇心満たしてくれても罰は当たりませんよー」
「合法的に拳銃ぶっ放したかったからだ」
「え、えぇー?」
「なんか文句あるか」
「もっと正義のためだとか青臭い理由ないんスか。だいたいそれなら自衛隊とかの方が良かったんじゃないですか。大砲とかあるし」
「趣味は仕事にしない主義だ」
「ちっ、つまんねーな」
「ふん、珍しいこともあるもんだな」
「はい?」
「事件がらみでもねぇのに、興味もないことお前が聞いてくるとはな。なんか企んでんのか?」
「………へ………」
「お前、自分が興味ないことには徹底して無関心だろが」
「…………!」
「おい、当麻?」
「な、なに言ってんですかね、このおっさんは! 自意識過剰なんじゃないスか?」
「? お前こそ何言ってんだ。…なんだ。調子でも悪ィのか、顔が赤ぇぞ。今日はさっさとクソして寝るんだな。じゃあな」
「…お疲れやまでした」