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恋をしました。幸せな恋です。

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恋をした。
 とてもとてもあっさりと。まるで、当然のように。この出会いが必然だと錯覚するような、そんな感情だった。
 初めて起動したとき、視界に捉えたのは黒い髪に黒い瞳、赤いフレームの眼鏡を掛けた男の人。オレの、マスター。
 そう認識した瞬間には、もう落ちていた。機械のオレが、所詮はボーカロイドのオレが。 人間の男の人に、自分自身のマスターに。一目で恋に落ちてしまった。

 何て残酷なんだろうか。ボーカロイドのオレが、マスターである人間に、恋をするだなんて。
 でも構わない。何故ならオレは幸せだから。だからそれでいい。マスターのボーカロイドでありたい。それが叶っているのなら。

「カイトの声は、本当に心地がいい。お前が俺のところに来てくれて本当に良かった。嬉しい。カイトは、最高のボーカロイドだ」
 マスターが笑う。大好きな笑顔で。
 オレも、マスターのボーカロイドでありたいと思います。これからもずっと。そう返せば、笑みが深くなった。
「ありがとう、カイト。嬉しいよ」
「はい。オレも、嬉しいです」
 マスター以上に、オレを歌わせる事が出来る人なんていない。オレの歌声が心地いいのは、マスターがオレを根気よくレッスンしてくれるからです。オレが歌えるのはマスターのおかげ。マスターがいるから、オレは今日もこうして歌っていられる。マスターの歌があるのならばマスターがマスターでいてくださるのなら、今日も明日もずっと未来も、オレは幸せだと断言出来ます。


 ありがとうございます。
 オレはこうして貴方に出会いました。オレは今日も貴方のために歌うことが出来ます。
それは、これ以上ない喜びです。





080909