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呟きろぐぐ Ⅲ

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「パパはやさしいだけじゃふりむいてくれないよ。だってそんな人はいっぱいいるもん」
「ぐっ・・そんなにか」
「パパはもてるの!強引にいかないとうばわれちゃうよ」
「・・俺がお前の親父貰ってもいいのか?」
「へーきだよ。誰かのものになってもパパは私のことをずっと愛してくれるってわかるもん」
【茜帝家族ぱろ】
帝←静。





「帝人くん」
「ん?」
「帝人くんを帝人くんって呼ぶのは変なの?」
「・・臨 也さんにまた何か言われたの?」
「・・帝人くんは父親なのに名前で呼ぶのはおかしいって」
「(あの人は・・)茜は僕のこと好き?」
「好きだよ!」
「ならいいよ。茜の好きなように呼んで。それを許すくらい僕も茜を愛してるよ」
【茜帝家族ぱろ】
帝←臨。





「義理立てでは無いんです」
「そうなの?」
「ええ。僕にとって杏里を愛し続 けるのは当たり前で、茜を愛するのもまた息をするように自然のことなんですよ」
「・・・その他を排除しても?」
「排除ではありません。ただ余地が無いだけで す。僕の心は杏里と茜で埋め尽くされていっぱいなんです」
【帝←臨】
茜帝家族ぱろ





「応えられないとかそんなのどうでもいい。俺は俺の好きなようにする。勝手にお前を想うし、愛するし、茜を護るお前ごと護る」
「・・・・傷付くと知っていても? 」
「それで諦められんならもうとっくに諦めてる。でもそうじゃねぇから俺はお前の傍に居るんだ」
「・・・ばかなひと」
【帝←静】
茜帝家族ぱろ


作品名:呟きろぐぐ Ⅲ 作家名:いの