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You pretend to notice the feel

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私は貴方に受け入れてもらいたい








You pretend to notice the feelings of joy Drowning








 自身は気づいていないけれど、帝人君は男女問わず愛されている。

私もその一人だから、帝人君の魅力がよくわかる。

 世の中から見れば、平凡なのかもしれない。

でも、近づいてみると、その一つ一つの行動・言動がとても愛おしくなる。







 帝人君はやさしい。だから、

「もしかしたら、こんな寄生虫な私でも、受け入れてくれるかもしれない」

と、ついつい思ってしまう。

でも、それでは いけないんです。






 仮にもし、もし帝人君が私を受け入れたとしても・・・・・・。

私は罪歌が貴方の気持ちまでも支配してしまうのが怖い。

どんなに嫌われても、どんなにこの気持ちを伝えることができなくても、

支配してしまうのが怖いんです。



 私は、「園原 杏里」という一つの存在として・・・、一途な恋でも構わない。

ただ、ただ、



        



        貴方を静かに愛させてください。












■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □





「・・・・・・園・・・原・・・さん・・・?」






「 愛 し て る







 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる!!




 帝人、 帝人? 帝人!!」










           嗚呼、やってしまった。



 私は ついに帝人君を傷つけてしまった。この罪歌で。

今の私も罪歌が乗っ取っている。

つまり、これで帝人君は罪歌の『子』になり、支配されてしまう。

駄目だって分かっていたのに、分かっていたのに、

   止めることができない。




 無理もない、今まで彼に対しての気持ちが罪歌にまで伝わってしまったのだから。

止められない。・・・・・・本当は止めたくない。

だけど、だけど、だけど!支配なんてしたくない・・・



ありのままの貴方が、私は・・・・・・







「愛してるわ、帝人。

  なぜかしら、今は

   他の人間よりも、

     静雄よりも、

       貴方を、

         貴方を、

           愛したいの。」






 帝人君ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

お願いします。何も言わないで。

今の罪歌は私の気持ちでもあるから・・・

だから・・・・・・否定しないで・・・








「 ご め ん ね 」







      否定。やっぱり・・・否定。

帝人君が霞んで見えた。

でも、私は、貴方を・・・・・・







「僕が愛してほしいのは君じゃない。

 君の中に居る、園原さんなんだ。」







・・・・・・・・・・・え? 今、なん・・・て?







「だからごめんね。君の愛は受け止めることができない。

 でも、君も園原さんの一部なら、僕は受け入れるよ。」







「愛してる 愛してる 愛して・・・る? 愛し・・・・・・くん




 帝人君っ、帝人君っ、帝人君!!」







 気づいたら私は元に戻っていた。

身体の中の罪歌も今は愛の言葉を発していない。







「園原さん。大丈夫だよ。僕はここに居る。

 僕はここに居るから、

         泣かないで・・・。」







 帝人君が霞んで見えないのは、涙のせいだと言われて気づいた。

そして赴くままに私は彼を抱きしめて、彼の名前を呼んだ。

彼の身体は温かくて、とても安心した。







「帝人君っ、私は・・・・・・私は寄生虫です・・・。

 それでも貴方の傍に居てもいいんですかっ・・・?」







「何を言ってるんだ、園原さん。

 園原さんは寄生虫なんかじゃない。人間だよ。

 だって寄生虫ならこんなに綺麗に泣けないでしょ?」







 やさしい彼の声がとてもとても心地よく感じる。

「人間」だと言われるのが嬉しかった。

彼に「綺麗」といわれて嬉しかった。







「『居てもいい』じゃなくて、僕は君に『居てほしい』。

 むしろ、寄生虫は僕の方だ。

 僕はずっと隣に誰かが居ないと嫌なんだ。







 だから、園原さん、僕の隣で笑っていてよ。

  僕は・・・もう、誰にも置いていかれたくないんだ・・・!!」







嗚呼、そうか、貴方は彼が居ないことを寂しく思っているんだ

貴方にとって紀田君はかけがえのない存在だったから。




 去年の今頃、私たちの隣に居た柔軟な彼を私は思い出した。

貴方と紀田君は仲良しで、いつも一緒に笑っていた。



 でもそんな彼は居なくなってしまった。

何処へ行ったのか、元気なのか、私は知らない。

それでも、幼馴染でもある貴方は、よほど不安だったのだろう。






  現に貴方の声は震えている。




 貴方が本当に望んでいるのは 

「園原 杏里」ではなく、居なくなった親友。



それに貴方は気づいていないようだけれど、私は貴方の事をずっと見てきたから気づいてしまった。





 抱きしめる腕に力を込めながら

 今はただ、受け入れてくれたという歓喜に溺れる






―紀田君、彼にとっての貴方の居場所も 私が埋めて見せましょう。―



―私はもう帝人君を静かに愛することはできません―



―貴方の代わりではなく、「園原 杏里」として―



―貴方自身が彼の隣を手放したのだから

                  文句は言えないでしょう・・・・・・?―




 この場に居ない、最大の恋敵に 挑発と言う名の誓いを 心の中で呟く。






 最後にまた、視界が霞んだ気がした。









歓喜に溺れて貴方の気持ちに気づかないフリをする
















■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■










・・・なぁにこれぇ?\(^q^)/







急に杏帝が書きたくなった結果だよ!!←ヤケ








あとこれ、杏帝→正だったorz







うぅ・・・色々すいませんでしたm(_ _ )m






ちなみに、タイトルはグーグル先生で翻訳してきました



作品名:You pretend to notice the feel 作家名:清水Toa