呟きろぐぐ Ⅴ
「僕は臨也さんを天国に連れていく使命があるんです」
「死を促す天使初めて見た」
「だって神様イケメンが好きなんです」
「何その俗物」
「臨也さんがこれ以上年取ったら好みじゃなくなるって」
「ますます死ねないてかそんな天国なら地獄がマシだ」
「なので僕も一緒に住みますね!」
「意味わからん!」
ふわふわと天井付近を逆さまに浮いている天使・・・しゅーるだ。
「頭に血のぼんないの?」
「天使ですから」
「・・・」
「それで召される覚悟はできました?」
「できねぇよ。てか召されないから!」
「残念です」
そのままばさりと羽を動かして俺の顔を逆さまのまま覗く天使。
蒼い眸がきらきらと俺を見つめる。
「臨也さんはほんとイケメンですねぇ」
「・・・ありがと」
君は可愛いよ、そう思ったけど口にはしない。
何となく負ける気がするから。
「覚悟決まったら言ってくださいね。待ってますから!」
後70年は覚悟決める予定は無いと言ったら、この可愛いけど電波な天使はどうするのだろうか。
【人間臨也×天使帝人】