二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

学生ナルトと猫サスケ

INDEX|1ページ/1ページ|

 
足下でにゃあ、という声。
 それが単にエサを強請られている事くらい分かっているけれど、悪い気はしないあたりがダメだと思う。

 何せ、最初は噛みつかれるか引っ掻かれてばかりだったから。
 懐いているとはまだ言えないけれど。


----------

 締切間近の、テーブルに広げた課題に向かっている最中に。投げ出した足を叩くもの。
 それから寝心地の良い場所を探すようにしてすり寄ってきて。

「…また枕にされたってばよ」
 こんな時ばかりは子猫らしくて。
 動けないのはいつもの事だった。


----------

 遠くから足音。彼の。

 何度も聞いているから。間違えるわけがない。
 でも、扉の前になんて行かない。このまま気に入りのクッションの上でじっとして。

 ただいまの声と。撫でにくるまで。

 機嫌良く尻尾が揺れないように気を付けている事なんて、絶対に教えてやらない。
作品名:学生ナルトと猫サスケ 作家名:葵恭