四度目の奇跡
しばらくの間、そうして涙を流していた『う゛ぉーかろいど』でしたが、握り締めていた手紙を大國へと渡しました。
大國は封を開け、内容を読むと…一瞬驚いた顔をし、笑顔になりました。
その笑顔は、『う゛ぉーかろいど』が見たどんな笑顔よりも眩しい笑顔でした。
『う゛ぉーかろいど』はそんな笑顔に見とれていると、また、大國に抱きしめられました。
「あいつが、また共に過ごしたいと言ってきたある!
許せないこともあったあるが…お前があいつの気持ちを届けてくれた。
あいつは我に感謝してくれていた。
それに、あいつにも申し訳ないという気持ちがあった、謝りたいという気持ちがあったことがわかったある。
それがわかれば…もう、迷う事は無いある!
本当に…ありがとうある…!」