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ユキナ・リュカ ~この世界~

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「ねえ、ビク。」
「なんだあ?」

同じく後に続こうとしたビクトールの服の裾をつかんで、リュカがひきとめた。

「あの子は何か変だね?」
「は?何言ってんだ?」
「うん、なんとも思わないの?なんていうか、まだ子供なのだろう?だのにやたらと人間出来てるっていうか・・・」
「まあ、お前よりは出来てるかもなってイデデデデっ、やめろって。」

そう言われた瞬間リュカはすかさずビクトールの腰あたりの肉をギュッとつまんでいた。

「僕はまじめに話してるんだけど?けっこう僕の事真に受けてやりあうような事するわりに、なんていうか・・・。あえてああいう言い方をしてみたのに怒りを出す訳でもなく。」
「ああ、あいつは出会ったころからあんなだったぜ?ていってもな、出会った時は申し訳ないが状況が状況だったんでいちおう捕虜扱いだったんだけどよ。まあそれにな、ずっと逃げ続ける羽目になったしな、当時のお前みたいに・・・いや、また違うな。当時のお前は、まぁ俺が誘ったのもあったが割と進んで解放軍に参加してたところがあったしな。」

リュカは続けるように、と黙ってビクトールを見上げる。

「だがあいつはどちらかと言えばずっと流されてああなった感じがある。ほんとうはこんな事、したくないだろうに、まわりに否応なしに流されて、な。親友と離れ離れになってしまった事も・・・敵対する敵同士になっていた事も・・・それにこうやってリーダーを務める羽目になったのもな、もともとあいつが望んだことじゃねえ。ただ、そうなるしかなかった、そんな感じだな。もしかしたら俺達に出会う前ですら、そうだったのかもしれねえな、なんつうか、こう、流され慣れていて諦めている、そんな感じもしないではないしな。」
「それが分かってて、お前らはあの子に軍主をさせてるんでしょ?」
「ああ。そうだ。あいつはな、お前みたいな育ちもなく、知識や経験はないかもしれんが、みなを率いる力はある意味お前以上にあると思っている。本人は気づいてるんだかどうだか、だがな。現にだれしもがあいつについていっているし、これからもついていこうと思ってる。もちろん、俺もな。」
「ふうん。」
「・・・なんだぁ?心配でもしてるのか?安心しろよ、あいつ、そうはいってもなかなかいい性格してるぞ。」
「てゆうか何か少し気になって。まあ、いい。なぜだか分からないが、ずっとお前たちを避けていた僕が協力したいと思ったんだ。やはり何か、あるんだろうね、彼には。」

リュカはニッコリとそう言ってから先に行ったユキナ達の後を追った。

「って、オイ、待てよ、引きとめておいて勝手に先に行くなよな。てゆうかマジであいつ、いい性格してるぜ?聞いてんのかよ?」

ビクトールがその後に続いた。