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帝人君誕生日祝SS詰め合わせ

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『FF風舞台で悲恋の臨帝』




「帝人!こっちだ早く!」
「臨也……っ。ダメだよ……この国はもう終わりだ」
「そんなことない!君がいればいくらだってやりなおせる!」
「もう……無理だよ」
「帝人!!」
「ごめんなさい……最後まで一緒に入れなくて」
「いやだっ!君がいなくなるなんて、俺は……っ!」


「さよなら……臨也」

「っ!帝人おおおおおおおおおお」














「……だから言ったじゃないですか。名前変更しない方がいいですよって」
「何これ!?普通、恋人同士の姫と騎士って説明書に書いてあったら、国が滅亡して二人で逃避行、仲間を集めながら旅をして最後はハッピーエンドって思うじゃないか!なんで開始一時間で帝人死んでるの!?臨也何やってたの!?」
「やめて下さい。その言い方僕が死んだみたいじゃないですか」
「……知ってたの、このあらすじ」
「僕は最初にやめた方がいいって忠告しました」
「くそっ!毒舌な帝人君とせめてゲームの中ではラブラブになれると思ってたのに!!」
「せっかくの僕の誕生日にケーキ片手に訪ねてきて、今日は一日中俺とゲームしてもらうから!て強制的に僕を閉じ込めておいて……それに付き合ってるだけでも感謝して下さいよ」

(一年に一度のお祝いをあなたとのくだらない遊びで潰していいって思えるくらいには、あなたのこと好きなんですから)

「……ゲームじゃなくて僕に直接言えばいいのに」
「え、何?帝人君」
「何でもありませんヘタレ臨也さん」


現実でラブラブになろうって早く言ってよ!