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天李ゆっきー
天李ゆっきー
novelistID. 24839
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ことのはつむぎ/takehyえでぃしょん

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trick art! / sm10265526
歌声が響く。その軽やかなメロディに何度僕は背を押され、勇気付けられただろう。
「変わらなくていいのよ」歌いながらくるりと回って、君は花のように笑った。ふわりと裾を持ち上げたスカートが、はなびらの様に、君を彩る。
「そのままでいい」歌い続ける君に僕は、僕色のパレットで君の奇跡を描こう。




ドラスティックサイクル / sm6352409
あの子はいなくなっちゃったのに、それでも世界は何にも変わらないんだ。回り続けて、ホントを隠して、誰も何にも分からないままで。真実なんて無いよ?サヨウナラの一言だけで君を忘れてしまうザンコクな僕。嘘に溺れて今日も回って歌う世界。夕日が、綺麗だね。ああ、もう答えは返ってこないんだ。




コトバトラボラト / sm13164008
傘なんていらないわ。だって、濡れるのだって楽しいじゃない。そう、迷子なの。でもいいのよ、私はどこへだって行って、どこまでだって歩けるもの。夜明けが青空に、空が雲に、雲が雨に、雨がやがて虹になって、もう夕焼け。けど空もこの惑い道も私も物語りも、何もかもが止まりっこないのよ!




siGrE / sm5837378
あの日咲いた薔薇は、枯れてしまいました。砕いた花弁も、土に還つてしまいました。思ひ出ばかりが遠く鮮やかによみがえり、私の現世は灰色に、暗く沈みます。
今は只、空白に満ちています。音も微かな雨が、ひとりの部屋にただ染み渡つています。
月も、君もない、しずかなしずかな、眠れぬ夜です。




Dependence Intension / sm7046584
時間を止めて。この幸せな刹那のまま、私は永遠を流れたいの。けれどグラスから液体は零れてく、時間は只管に流れてく。
ああ、乾いてしまう。遠のいてしまう。
あの水は蜃気楼なの?あの言葉は掻き消えてしまったの?沙漠のなかで孤独に立ち尽くすまえに、どうか。壊れた時計の針で私を繋ぎとめて。




微熱・ビネツン / sm8109101
きゅんきゅん高鳴って私を苦しめる甘い胸の鼓動。感染源はきっと君じゃないかな。だって君を見る度に、身体中にウイルスが広がるの。
病に侵されたこの微熱のままで、君に伝えたいこの想いがくるくると、言葉を声を作る。
あなたも、不思議なウイルス「微熱・ビネツン」に侵されてればいいなあ…。




Your figure looks like me / sm9232000
もう居ない君を求めて、小箱の中は「僕」の反射する残響で。けれど僕はそれを認めたくなくて、気付かないフリをして、ただただ闇雲に声を投げ続ける。
愛していた、けれど傷つけてしまった。
解ってる。この手はもうどこにも繋がっていない。伸ばしても空気を掴むばかりで、幻の君は色褪せて、沈んだ。




朽無の華 / sm10529625
ゆめを、みました。声がきこえるんです。
……「あいしてる」優しく。「だめなのかしら」泣きそうに。「ねえ」なんども、リフレインする呼び声。それが誰だったのか、どんな笑顔をしていたのか、思い出すことができません。
どうして、涙が出てしまうのでしょう?それすら、覚えていないのです。


(手は、こんなに温かいのに。あなたの心は御伽噺の少年のように、凍り付いてしまった。私の涙では、あなたに刺さった鏡の欠片は溶かせないの?諦めろって周りは諭すけれど、どうしても出来なくて。思い出の場所を回って、話しかけて、けど届かない、一方通行の愛情表現。それでもいまも。「愛してる」)




茜音色チャイム / sm11402375
今はまだ見ぬ君と、ゆっくり話して、のんびりと歩いていけたらな。私が知ってる世界を、まだ知らない世界を、見ていけたら。
幸せな未来を夢に、まどろむ窓辺は淋しいけれど、夕暮れの茜色はひどく優しい。
「はじめまして」
その言葉が言えた、時。一人ぼっちだった窓辺に、新しい色の灯が燈るの。




モノクロサテライト / nm11059490
遠く、とおくに離れて。思い出すのは君の事ばかりだ。
帰りたい。
今はもう、そればかり。静寂に息を潜め、身を裂く寒さに耐え、例えこの軌道の「結末」を知っていても、それでも君の許へ。吐き出した言葉が掻き消されても、想いは消せやしない。
ほら、青い星が――その先で君が、僕を待っていてくれる。