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「別の世界の沢田綱吉二名はいりました」

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「これはなんなんだ…本当に」
「もうバズーカの故障一言で説明つくけどさ。とりあえず、はじめましてオレ」


疲労感を覚えながらも、楽しげに近況を話し合うツナツナ。



「どうやらオレたちの世界はそんな違わない感じ?」
「かな?守護者一緒だし性別も一緒」


そのうち話は色の方へ。


「そっちはどう?十代目」
「うーん…一応見合い中」
「マジか。どう」
「…ちょっと、いいなって人が」
「へえ!?やるじゃん」
「そっちは?」
「オレ?オレはねえ、付き合って20年かな」
「20年!?え、まさかきょ…」
「うん」
「京子ちゃんとっ!!?」
「恭弥くんとっ!」
「……」
「……」

「…え?」
「ヒバリさんと20年、かな」
「…」
「…」
「ぷ、は。ははははははははっちょっ、マジ受けるそれあはははっ」
「そいつは恐悦至極」
「あー焦ったあ!一瞬本気にしちゃっただろ」
「強烈だったっしょ」
「ていうか、無理があるだろその冗談!男だったとしてもあの人はないよ、友人だもん」
「友人なの?使いっぱしりじゃないんだ」
「まあ、それもあるけど」
「に、しても。京子ちゃんは?吹っ切れた?」
「…んーなんて、言うかさあ…聖域?」
「ああ、オレも」




それぞれ帰ったあと、ヒバリさんとお話ししました。



「ね。おっもしろい冗談いいますよねえオレも」
「自画自賛。まあ無事でよかったね」
「ええ。みんなのためにも」
「沢田」
「はい」
「好きだ」
「…ヒバリさーん?肩ふるえてますよ、ドヤ顔ですようバレバレですよう!」
「さわだ、このネタ。君の結婚式のスピーチで披露する?」
「来るんですか」
「ライバルだからね。敵に塩」
「ヤバイ、惚れそう」
「ははは」
「へへへ…ヒバリさん、ご結婚は?」
「じゃあ、君の娘と」
「光栄、ですが断ります」













「不思議だったなあ」
「何が」
「んー…改めてそう訊かれると。えっとまず」
「うん」
「オレが結婚するかも~とか」
「へえ。生意気」
「後は…あなたを友人と思えてたことかなあ」
「なら君は?」
「あなたをどう思うか?うーん、仕事相手、敵、先輩…うーん」
「少なくとも」
「うん?」
「友人にはなり得ないわけだ」
「ああ、ないですねえ。多分、あなたは友人だけにはならないです。程よい親密さを求められない。求めるとすれば…」
「沢田」
「…はい」
「無駄話はもう終わり?」
「ええ」
「なら始めるよ」
「ええ、では交渉再開ってことで。まずこの前の、」
「…」
「…」
「…」
「…ン、…なに」
「交渉だよ、破格の条件だろう」
「脚を開けって?」
「こころもついでに」
「…」
「…」
「…10年、は開いててあげます」
「あばずれ」
「うっせえよ」