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にょたいかユリフレ

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どうやら俺の身体は女になってしまったらしい。
現に股間のイチモツが無くなっているし、胸が微妙に膨らんでいる。本当に微妙に。どうせ女になったなら巨乳が良かったぜ、と変な不満を抱きながら、これからどうやってフレンを悦ばせてやればいいんだと俺は結構真剣に悩んでため息を付いた。当のフレンとは同室だったが、隣のベッドにはいない。薄暗い窓の外を見る限り朝は早い時間の様だったから、またどうせ朝の訓練とか言って外に出ているのかもしれない。ともかく、一度用を足してからどうやって元に戻るか(そもそも戻れるのか)を考えよう、とベッドから降りると丁度部屋のトイレに続くドアが開いた。そこから出てきたのはフレンで、何故か胸のあたりを隠している。何処か具合でも悪いのだろうか。どうした、と尋ねると俺の存在に気がついたフレンは驚いた様子で開いたばかりのドアを閉めてしまった。少しの間をおいて、フレンは扉から頭だけをひょこりと覗かせる。
「や、やぁユーリ。おはよう」
「おう。つか、何やってんの」
「い、いや、これは、なんていうか…その…」
 フレンの歯切れの悪すぎる応えに俺は首を傾げた。腹でも下したのだろうかと心配している、と言い淀むフレンの顔がみるみる赤くなっていったのでその予想は違うのかもしれない。
「ユーリ、驚かないで聞いて欲しいんだ」
「あ、あぁ…」
 赤面しつつもやたら真っ直ぐな視線を寄こされて、自分が女の身体になってしまったこと以上に驚くことなんてないだろう、と高を括って俺は頷いた。
「僕、女性になってしまったみたいなんだ」
「………は?」
「だ、だから、身体が…」
 聞き返しておいて、フレンがもごもご言ってる言葉が耳に入って来ない。完全にキャパオーバーだ。どんな展開だよ、と誰ともなしにツッコミを入れると、俺はなけなしの余裕風を吹かせて応えた。
「奇遇だな、俺もだぜ」

「本当だ、柔らかい…」
 それからベッドに移動して、本当なのかと疑うフレンの手を掴んで俺の胸に触れさせた。素直な感想を零したフレンはハッとすると、俺の胸を触っていた手を素早く引っ込める。その頬は、赤く染まっていた。身体は女になったとは言え中身は変わっていなくて、その純情な反応を俺はこっそり楽しんだ。しかしそれより目がいくのが、フレンの胸だ。見る限りジュディに匹敵するでかさである。そんな胸を、フレンは困った顔で見下ろした。
「お前のも触っていいか?」
「え?」
 何気なく訊ねたせいか小首を傾げたフレンだったが、俺の手つきで何の事か悟ったらしいフレンはまた顔を真っ赤にする。
「ぼ、僕のは触らなくても分かるだろう!」
「俺の触っただろ、おあいこっつーことで」
「うぅ…で、でもさっきは君が勝手に触らせたんじゃないか」
 公平性を指摘してやるとさすがにフレンは口ごもったが、可愛くない反論をして簡単には頷かなかった。近づこうとしたらじりじりとフレンも離れていく。
「ほら、男同志でも触りあいっこするだろ。それの女バージョンだと思えばアリだろ」
「無いよ!」
 涙目のフレンに全否定されて挫けそうになるが、女体化という貴重なシチュエーションを楽しみたい。というより、フレンの胸の感触は是非とも堪能しておきたいのが本音だ。そろりと伸ばした手は、フレンの手によって両手とも捕らえられしまった。
「む、胸が触りたいなんて、やっぱりユーリは女の人がいいんだっ」
「ちげーよ。お前の胸だから触りたいんだよ」
 捕まった腕に力を込めるが握るフレンの手にも力が籠って、お互いの力が拮抗する。揃って女体化してしまったのでパワーバランスはほぼ互角の様だ。俺は半ば意地になってなんとかフレンを振りほどけないかと考えていると、ついにフレンはぽろぽろと泣きだしてしまった。フレンの涙に驚いて、俺は反射的に力を緩めてしまう。その隙に、ユーリのバカ、とかわいらしくフレンが罵ったかと思いきや、フレンの頭突きをまともに食らってしまった。それは反則じゃないのか。

*****

「やっと起きた」
「……フレン?」
 目を開けると飛び込んできた金髪に、俺は咄嗟に名前を呼んでいた。何故かズキズキと額が痛む。そっと撫でていると、こちらを覗きこんでいるフレンの額が赤いのに気がついた。表情は平然としているが、まさか頭突きしたのか。
「何回呼んでも起きないんだから」
 まったく、とため息をつくフレンの胸にふと目がいく。頭の痛みで霞がかってしまったが、フレンの胸が何か重要だったような気がする。鎧はまだしていなかったが、フレンはいつもの隊服を着ていた。俺はのっそりと起き上がると、フレンの胸のあたりに触れてみる。ぺたぺたと触れるそこは筋肉質な男の胸だ。そのいつもの感触に安心していたらフレンの右ストレートが無言で飛んできて、俺は起き上がったばかりのベッドに倒れ込むことになった。
作品名:にょたいかユリフレ 作家名:くまつぐ