鬼殺し ~全てが終わる時~ 起
夢
あれ・・・
此処どこだ・・・
とても暗ぇぞ・・・
周りを見渡したら、新八、神楽、ヅラ、高杉、土方たちが倒れていた。
俺は、駆け寄った。
「新八!神楽!」
新八たちからは血が流れていた。
「おい!大丈夫なのか!」
その時、新八や神楽が砂と化し、消えてしまった。
「何!?」
俺は、驚いた。
「そんなもん、捨てちまえよ」
俺は、周りを見た。誰もいなかった。
また、声がした。
「お前に護れるものはねぇんだよ!」
「もう楽になっちまえよ!!」
やめろ・・・やめてくれ・・・
その時、もう一人の俺が出てきた。
「お前、俺と変われよ。」
「絶対変わらねぇ」
俺は力強く言った。
絶対、あいつらは俺が護る。そう決めたんだ。
しかし、
「何が何でも変わってもらう。今日からお前の体は俺のもんだ。」
そういうと、もう一人の俺は俺に近づき、俺の口をこじ開け、懐から赤い液体を取り出した。
「お前!何してんだ!」
「俺と変わってもらう薬をやったんだよ。」
俺は、抵抗したが液体を飲まされ、
意識を失ってしまった。
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作品名:鬼殺し ~全てが終わる時~ 起 作家名:鳳凰蘭