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鬼殺し ~全てが終わる時~ 起

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目覚め~赤い液体と白夜叉~



新八たちは、銀さんを布団に寝かせた

高杉が

「何で、銀時は白夜叉になってしまったんだ?」

ぼそっと言った。

「昨日銀ちゃん何もなかったのに何でアルか・・・」

その時、桂が蓋のような物を見つけた。

「うん?この瓶は何だ?」

桂の言葉に高杉が反応し

「ヅラァ、どうしたんだ?」

それに、桂が

「ヅラじゃない!桂だ!襖の近くに瓶を見つけたんだ。それに赤い液体がついている。」

それに、新八が

「桂さん・・・その液体で銀さんは白夜叉になってしまったのでは・・・」

「じゃあ、いつ銀時はこの液体を飲んだのだ?」

神楽が

「銀ちゃん、昨日はそんなもの持っていなかったネ!」

「だいたい、あいつ昨日はずっと此処にいただろ。雨だったからなぁ」

それに、新八が

「じゃあ・・・・じゃあ、真夜中に誰かが入ってきて銀さんに薬を飲ませたとしか考えられません!!」

その時、

「ッ・・・!!」

銀時が意識を取り戻し、ゆっくり目を開けた。

「銀さん!!」

最初に新八が銀時が意識を取り戻したのに気づいた。

その時、銀時が

「ごめん・・・また俺同じ事をやろうと・・・」

自分の手を見て、泣きながら言った。

その時、桂が

「銀時、この瓶に見覚えがあるか?」

桂が、銀時に瓶を見せた瞬間、銀時は震えだした。

「それ・・・もう一人の俺が持ってた・・・それが元凶なんだ・・・」

銀時の言葉に神楽が

「銀ちゃん、どういうことアルか?」

銀時は、少しためらってから

「昨日の夜、夢を見たんだ。その夢でもう一人の俺、いや多分白夜叉だ。そいつが俺の体をのっとる為に、その薬を飲ませてきた。」

「そんな・・・」

銀時は話を続けた。

「さっきも同じ夢を見た・・・また・・・また俺をのっとりに来るって・・・」

その時

「銀時、俺達は絶対お前を護る。」

銀時の手を掴み、桂が言った。

それに続き高杉、新八、神楽も

「俺もだぜぇ」

「僕もです。」

「私もネ!!」

「神楽、新八、高杉、ヅラ・・・・ありがとうな。」

銀時は泣いていた。でも嬉し泣きだった。









しかし、これが悪夢の始まりだった。